仙台は東北の中では雪が少ない。降ってもサラリと道路に積もる程度。
しかし、温度は普通に下がる。氷点下なんて当たり前。
これらから導かれるのは、路面のブラックアイスバーン!
気象予報士の小杉さんも言っています。トゥルットゥルなんです!!
そして仙台は坂が多い。一度滑り出したらもう止まらないんです!!!
今回は、そんなブラックアイスバーンで追突されてしまった経験から、その顛末と事故にあった時の対応について書いていくよ。
(……きこえますか……関東で雪に…戸惑っている皆さん… 今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています…中途半端に雪が降る地域の……気象予報士です…
— 小杉浩史(気象予報士) (@Hirofumi_Kosugi) January 6, 2022
雪は…積もるのも困りますが…翌朝凍る方が……怖いのです……東京の…あす朝の気温は…-1℃の予想……滑りにくい靴を……用意するの…です…) https://t.co/pMh6MKu0kn
冬の仙台を走るときの注意!ブラックアイスバーン
冬に仙台を車で訪れるなら、スタッドレスタイヤは必需品だ。
仙台に限らず、雪の降る地域ではノーマルタイヤで走るなんて自殺行為。
思っている以上に車は雪の上ではいうことを聞いてくれません(゚д゚)!
だが、仙台のように雪が少ないのに気温が下がる地域はさらに危険。
路面が黒く塗れているだけのように見えるのに、実はスケートリンクのように薄い氷に覆われた道路。
ブラックアイスバーンが発生します!
ブラックアイスバーンの上ではスタッドレスタイヤと言えど、ほとんど効果はありません。
これが坂道で発生するので、仙台では毎年玉突き事故が多発するんです。
特に泉区方面の坂の多い街道では毎年のように発生します。
対策は車間距離とブレーキを強く踏まないこと
ブラックアイスバーンでは絶対にタイヤをロックするまでブレーキを踏んではいけない。
止まったら最後、アイスバーンを抜けるまでハンドルは返ってきません。
ちょっとずつでも動いていること。これがとても重要。
もちろん信号や交差点があるから、赤信号に引っかからないように、いざ滑ってもぶつからないように、十分すぎる車間距離をとった運転が必要です。
今回、自分の車は前に十分な車間距離をとっていたのですが、後ろの車はそうではなかったため、止まらなくなった車に後ろから追突されてしまいました(゚Д゚;)
ぶつけられたらどうする?
まずは安全の確保。
被害車、追突車ともに、移動が可能であれば安全地帯に車を移動しましょうというのが基本。
後続車からの2次被害が起きる危険性があるので、できるだけ速やかに路肩や近くの駐車場に避難するのが一番なのはわかっているのだが、なにせ地面が滑って動かすこともままならない。
今回は同じく事故で停車していた人たちの協力で、何とか移動することができた。
移動が難しいような場合はハザードを点滅、可能であれば十分な距離をとって三角停止版を表示します。
ただし、周囲の車も止まることが難しそうな場合、無理に外に出るのは危険。
警察などの救助がくるまで車内で待機しておくほうがいいかもしれません。
周囲の状況を落ち着いて確認して、最も安全性の高い方法を選択しよう。
安全確保出来たら、まずは警察に連絡
安全を確保出来たら、警察に連絡します。
警察への通報は事故を起こした加害者が行うのが基本とされています。
どちらが連絡するかは当事者同士で確認しましょう。
両者が別々に連絡してしまうと、警察の方で混乱して業務に支障をきたしてしまう可能性があります。
連絡は人命優先!
この時、けが人がいるようなら警察(110番)ではなく救急(119番)に優先して連絡します。
119番では「救急」であることを伝えます。
救急に交通事故であることを伝えると、警察にも連絡がいくようになっています。
応急処置が必要であれば、救急電話の指示に従ってできることを行っておきましょう。
警察が来たら事故の検証
今回は、路面の凍結と渋滞のため、警察の到着までは30分以上かかりましたが、通常は10分程度で到着するようです。
警察が来たら現場検証に入ります。
今回はお互いにけががなかったので、「物損事故」での処理になりました。
車の車検証・自賠責保険の確認、そして運転者の免許の確認。
そして事故の状況を警察官に説明して事故の実況見分調書を書いてもらいます。
これがないと、保険会社からの保険金が下りないので、どんなに小さい事故でも、まずは警察に連絡しましょう。
とはいえ、その場で書類が発行されるわけではありません。
その場では、警察の検証だけで終了になって、特に書類とかはもらえませんでした。事故証明書が必要ならあとで請求することもできるようですが、基本的には利用する保険会社が対応してくれるので、自分たちは保険会社に連絡するだけで問題ないぞ。
今回は被害も軽微で車も自走できたため、そのまま帰宅となりました。
場合によってはレッカーが必要な場合もあると思う。
その場合、民間保険会社によっては、レッカー車の手配サービスや、送迎の料金を出してくれる場合もあるので自分の保険会社に問い合わせしてみましょう。
緊急性がなければ、帰宅後に連絡しても遅くはないぞ。
うちも、帰宅後ホームページから事故の申請をして、連絡があったのは翌日でした。
ネット型自動車保険などは、保険証を発行していない場合も多い。いざという時のために自分の契約している保険会社の連絡先は車やスマホに入れてすぐわかるようにしておこう!
過失割合
今回は一方的に追突された形だったので、10:0で全額修理費用は相手の保険から払っていただくことができました。
事故の状況によっては、こちらの過失が問われる場合もあります。
その場合は、修理料金を一部負担する責任が出る場合もあります。
過失割合によって受け取る金額が大きく変わるので、過失割合について疑問や不満があるのであれば、弁護士に一度相談するべきです。
車の修理
保険金が降りることが決まれば、車の修理を依頼します。
修理は、基本的にどこに依頼しても構わない。
保険会社に依頼した修理工場を連絡するだけで、支払いは保険会社が行ってくれます。
まとめ
車はぶつけてもぶつけられても、たくさんのお金と労力を消費します。
うっすら雪が降った後、氷点下の温度になった道路は危険。
できるだけ不要不急の車の利用は控えて過ごしましょう。
どうしても運転する場合、スタッドレスタイヤはもちろん、スノーチェーンもあった方が安心です。
持っているだけではいざという時装着できないので、あらかじめ練習しておきましょうね。
まだまだ冬は長いです。皆さん安全運転で過ごしましょう!