冬が始まる・・・・
東北地方の冬に車を利用する場合の必需品。
『スタッドレスタイヤ』
スタッドレスタイヤとは、凍った路面の上でも滑りにくい特殊なゴムと、水をかきだす溝を持つ冬専用タイヤ。
東北地方の冬を過ごすには必需品です!
スタッドレスタイヤ持っているけど、いつ買ったタイヤだったかしら?
そろそろ買い替えた方がいいのかなぁ?
毎年、履き替えている冬タイヤがあっても、タイヤには寿命がある。
いざというとき止まらないんじゃ意味がない。家族を守るためにもスタッドレスタイヤの安全確認はしっかり行う必要があるよ!
現状のスタッドレスタイヤの状況チェックの方法、スタッドレスタイヤをお得に購入するコツを紹介するゾ。
そのタイヤ大丈夫?交換の目安・タイミング
夏タイヤの寿命は10年程度とは言われているが、実際には4~5年も使うといろいろと問題も出てくる。
スタッドレスタイヤに至ってはさらに短く、5年程度で氷上性能はかなり落ちてしまうといわれている。
冬が来る前に、今のタイヤが大丈夫かチェックしておこう!
タイヤの溝が残っているか?
夏タイヤにはスリップサインというものがあり、溝がどのくらい残っているかを確認できる。
まずは、タイヤの△マークの上にある溝を確認。
スリップサインが現れていたらすぐに交換した方がいい。
スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)はスリップサインと別に、「スノープラットフォーム」というサインがある。
これは『冬用タイヤの限界』を表す表示で、上矢印(⇧)で表示されている。
これがタイヤの表面まで出ているようなら、普通に走る分には問題はないけど、雪道でのグリップ力は失われている。この場合も早く交換した方がいい。
タイヤのひび割れ
タイヤはゴム製なので、年数とともに劣化が進む。使用環境にもよるけど3年くらいから徐々にひび割れが発生する。
あまりひどい場合は走行中にタイヤが破裂(バースト)する可能性もある。
安全のためにも早めの交換が必要。
特に高速道路などを走行する場合は、タイヤにかかる負荷が大きいのでひび割れのひどいタイヤでの走行はやめておこう。
タイヤの製造年数
見た目の不具合がなくても、年数がたてばゴムは劣化する。
夏タイヤで最長10年程度、スタッドレスタイヤは5年程度過ぎたものは、見た目が大丈夫でも交換した方がいいだろう。
スタッドレスタイヤの寿命が短いのは、柔らかいゴムを使用しているので経年劣化でだんだんと堅くなっていくから。
ゴムの柔軟性がなくなると氷の上でうまく止まることができなくなる。
製造年月日の見方
タイヤには製造年月がかかれているので、これもチェックしておこう。
タイヤの側面にアルファベットと4桁の数字が刻印されているはず。
アルファベットは無視して、4桁の数字に注目。
前2桁が週、後ろ2桁が西暦を表しています。
4914なら、49週目-2014年製ということ。つまり2014年の12月始めに生産されたということがわかります。
古いタイヤは見た目がきれいでも、ゴムはしっかり劣化しているぞ。
タイヤサイズの確認
「やっべー、これは買い替えなきゃだめだ」となったなら、タイヤのサイズを確認しておこう。
タイヤの側面にはタイヤの大きさ・サイズ情報も記載されているぞ。
タイヤを購入するうえで必要な情報は、タイヤの大きさ。しっかり確認しておこう。
タイヤサイズの読み方
タイヤの横に数字で記入されている。
155/65/R14
などの数字。この意味は
タイヤの幅(㎜)/扁平率(断面高さ/断面幅x100%)/Rインチ(タイヤ内径の直径)
「R」はラジアル構造というタイヤの構造を表していますが、今のタイヤはほとんどがラジアル構造なのでここはあまり気にする必要はない。
重要なのは他の3つの数字。
タイヤ幅 / 扁平率 / 内径(ホイールサイズ)です。
これさえわかれば、タイヤを購入できます。
ネットで購入する場合もこの数字さえあっていれば大丈夫。
夏タイヤと冬タイヤで、ホイールサイズが違うタイヤを使用している場合もある。注意しましょう。
スタッドレスタイヤはどこで買う?
問題はタイヤをどこで買うか?
主にタイヤを購入する場所は主に、
- 車のディーラー
- ガソリンスタンド
- カー用品専門店
- タイヤ専門店
など。
おすすめとしては、『タイヤ専門店→カー用品専門店→ガソリンスタンド→車のディーラー』の順。
まず、車のディーラーは値段が高い(ディーラーにもよる)。タイヤだけだったらわざわざディーラーに行く必要もない。
ガソリンスタンドでもタイヤを販売している。でも、ここも結構高い(^_^;)
販売がメインじゃないから、種類も大してそろえてはいないので、わざわざガソリンスタンドで購入する必要はないね。
カー用品専門店は敷居が低く、買い物しやすい。
車に関する専門店だから、そこそこ安いし安心です。種類も豊富で質問もしやすい。かなりおすすめ。
でも、タイヤを購入するなら、やっぱりおすすめは『タイヤ専門店』
なんだか、一般人は近づいちゃいけないようなイメージを持つ人もいますが、問題ないです(^_^;)
ホントにタイヤしかないので、種類は豊富。
他のお店に比べると、値段も安い場合が多い。
ただし、ブリジストン直営店『タイヤ館』はブリジストンの商品しか扱っていないうえ、お値段も高め。ブリジストンファンでなければ別のタイヤ専門店がいい。
仙台だと、タイヤワールド館ベストとタイヤ&ホイール館フジがおすすめ。
どちらも仙台に複数の店舗があるぞ。
ネットでのタイヤ購入もあり!
今の時代、タイヤもネットで購入できます。
ただし、タイヤだけ送られても、自分でとりつけることはできないですよね。
ガソリンスタンドやディーラーに持ち込みして取り付けてもらうことになりますが、お店によっては持ち込みを断られたり、手数料が割高になったりする場合もあるので注意しましょう。
おススメは楽天で購入して、楽天carの取り付け提携店にお願いする方法。
取り付けは実際の店舗で行ってもらう方法だ。
(取り付けには別途、工賃が発生します)
スタッドレスタイヤ購入の諸費用
タイヤの購入は購入代金のほかにもお金がかかる。
一般的に以下のような作業が必要だ。
- 組み換え作業料
- バランス調整
- ゴムバルブ交換
- 古タイヤ廃棄料
- タイヤの脱着
業者にもよるけど、合計で1本3000~4000円、4本だと12,000~16,000円くらいが追加でかかる計算。
覚悟しておこう(^_^;)
仙台にはタイヤの交換・取り付け専門店があります!
調べていたら、仙台には「タイヤ持ち込み歓迎」という便利なお店がありました!
それが、「車検屋」
名前は車検屋ですが、タイヤ交換ウェルカムなようです。
組み換え・バランス・脱着で1,650円~+バルブ交換275円+廃タイヤ330円
1本あたり合計で2,255円(4本で9,020円)
タイヤの販売も行ってるようですが、店頭在庫は少ないのかホームページに金額の詳細はありませんでした。要問合せ。
ネット通販のタイヤを直接お店に送ることも可能だそうです。詳しくは問合せしてくださいね。
スタッドレスタイヤ選び方
お店も決まり、大きさもわかった。
でもいったいどのタイヤがいいのかわからない。
タイヤなんか、何を買ってもみんな同じじゃないの?
確かに見た目は同じかもしれないけど、タイヤによって燃費が変わったり、氷の上でのグリップ力に差が出たり、かなり大きな差があります。
簡単に言えば、値段が高いほど性能がいい。
特に日本メーカーのタイヤなら安心。ちょっと高いけど、ブリジストン・ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤはよく止まる。
安いタイヤの多くは『アジアンスタッドレスタイヤ』
中国や韓国メーカーのタイヤなので、仙台のような冬に頻繁に凍結する道路で使うにはあまりお勧めしない。
せめて中間グレードの日本製のタイヤを選ぼう。
あとは予算に合わせて選ぶしかない。
どうしても決められなければ、予算を言ってお店の人に選んでもらうのがいい。
タイヤ専門店ならたくさんの種類の中からピッタリのものを選んでもらえるぞ。
スタッドレスタイヤの準備はお早めに
早い年には12月の初めには積雪がある仙台地方。
雪は積もらなくても早朝は路面凍結の可能性もある。一度雪が降るとガソリンスタンドからディーラーまでタイヤ交換の大渋滞になります。
毎年必ず冬はやってくる。早めに準備をお忘れなく。
また、新品のスタッドレスタイヤは、実は初めのうちは、雪の上でもあまり止まりません。
100~150㎞くらい”ならし”を行ってからが一番よく止まるといわれています。
スタッドレスタイヤに変えると操作性も変わるから、いきなり凍結した道を走るのではなく、一般の道路で操作の感覚を慣らしておくのがおすすめ。
そのためにも早めにタイヤ交換するのは有効ですね。
今年の冬も、安心なタイヤをつけて安全運転で走行しましょう!