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学校で教えないお金の話

日本のお札と日本銀行、未来のお金暗号資産(仮想通貨)とは?

2020年9月2日

まさパパ
まさパパ

さあ、今日は日本のお金の話だ。今のお金がいったいどのように作られたのかを話していくよ。

タロウ
タロウ

知ってるよ。昔は貝殻をお金にしていたんだよね。

まさパパ
まさパパ

そうだね、貝殻を利用していた地域もあるけど、多くは金や銀などの硬貨が利用されてきたよ。

お金が生まれる前は、それぞれほしいものを交換する『物々交換』が中心だった。

でもそれではお互いの欲しいものが違ったり、価値を判断する基準がわからないなどの問題があったんだ。

昔は物々交換

タロウ
タロウ

う~ん、今日もポケカはレアなカードが出ないなぁ・・・

ジロー
ジロー

やった!お兄ちゃん見て見て!超レアなカード

タロウ
タロウ

あ、それ僕の欲しかったやつ!このカードと交換してよ!

ジロー
ジロー

やだよ。それ持ってるもん。

タロウ
タロウ

じゃあ、これこれ、これもつけるから。

ジロー
ジロー

クズカードばっかじゃん

魚を持ってる人と、野菜を持ってる人がお互いほしいものであれば、交換が成立するけど、相手の欲しいものでなかったら取引が成立しない。

そこで一定の価値を保証して交換できる『お金』という概念ができたんだ。これによって物の価値がわかりやすく判断できるようになったんだ。

ジロー
ジロー

ヤフオクだとこのカードは1000円で取引されているから、それ以上の価値があるカードじゃないと交換しないよ。

タロウ
タロウ

ぐぬぬぬぬ

今では貨幣は金属のコインや紙の紙幣が使われているけど、昔は貝殻がお金の代わりに利用されていたこともあったんだ。

貝のお金「貝貨」

もちろん、どんな貝でもよかったわけではない。

『お金』として利用するには、そのものに価値がなければいけない。古代はだれもその『お金』の価値を保証してくれるわけではないから、お金として使うものそれ自体に価値がなくては意味がなかったんだ。

使用されていた貝は、それそのものに希少価値があり、装飾品などとしても重宝される。価値の高い貝がお金の代わりに利用されていたんだ。

貝はお金としては不便

まさパパ
まさパパ

でも貝はお金として利用するのは不便が多かった。

高いものを買おうとすれば、それなりの量をもっていかなきゃならない。

運搬も大変だし、傷つけてしまったら価値が下がるから取り扱いも大変だ。

そこで使われるようになったのが、金属硬貨だ。

金は現代でも価値が高く、お金と同じように扱われる

金属の中でも『金』は古代から価値ある高価な金属として扱われてきた。

金貨とか、日本だと大判小判として流通したよ。

まさパパ
まさパパ

なんで『金』が高価なのかわかるかな?

鉄でも、銅でもなく、なぜ『金』が選ばれたのか?

加工がしやすいことから装飾品にも多く用いられてきた。『金』が高価な金属であるという価値は世界共通で、どの地域でも富の象徴として大切に扱われてきたんだ。

だから違う地域との取引の際なんかにもお金として利用できたんだね。

その他にも金が大切にされる理由はいろいろあるゾ。

  • 量が少なく、希少価値がある
  • ほとんどほとんど劣化することがない
  • 装飾品などに広く利用される
  • 代用となる金属が他にない

など、金は特別な金属なんだ。

このほかにも現代では、パソコンやスマートフォンなどの電子機器を作る際にも必ず必要になる。装飾品としてだけでなく、工業用としても重要な金属なんだよ。

金ほどではないけど、同じく『銀』も希少性が高く、装飾用と技術加工用途に価値が認められて昔からお金として利用されているね。

金もやっぱりお金としては不便

金もそのままお金として利用するのは、ちょっと不便だったんだ。

何しろ金は重い同じ大きさで鉄の2.4倍も重いんだ。持ち歩くだけで一苦労だよね。

そこで、産まれたのが銀行だ。

始まりは紀元前3000年もの昔、バビロニアの古代王朝時代に神殿で貴重品や穀物などを保管したり、逆に貸し付けを行っていたという記録があって、これが銀行の起源だといわれているよ。

たくさんのお金を持っている人は、お金を銀行に預けて、そのお金の量を保証する証書を発行してもらっていたんだ。

銀行にお金を預けている人がものを買うとき、わざわざ銀行からお金をおろして支払いをしなくても、銀行の保証書を相手に渡せば、お金を払ったのと同じ意味になる。

紙だから軽くて持ち歩くのも簡単だよね。

まさパパ
まさパパ

これが紙のお金『紙幣』のもとになったんだ。

お札は、銀行に持っていけば決まった量の『金』と交換できる決まりになっていた。

これを「金本位制」というよ。

金本位制から管理通貨制度へ

銀行は初めは預かった金の量だけ預かり証を発行していたんだけど、人間の経済活動が多くなってくると銀行にあずかっている金の量だけではお金の量が足りなくなってきてしまった。

だから銀行は、

銀行
銀行

「紙幣は金とは交換できないけど、その価値は銀行が保証します」

という風にルールを変更したんだ。

銀行が価値を保証した「お札」を発行する制度を「管理通貨制度」というよ。

もちろんどの銀行でもお金を発行できるわけじゃない。国が決めた中央銀行だけがお金を新しく発行することができるんだ。

お金って誰が作ってるの?

ジロー
ジロー

お金を作ってるのは日本のえらい人じゃないの?

まさパパ
まさパパ

えらい人って総理大臣のことかな?

確かに硬貨は総理大臣、というか政府が発行しているけど、お札は日本銀行が発行しているよ。

「管理通貨制度」になって銀行がお札を発行し始めたんだけど、民間の銀行がその金額を保証しただけでは信用が足りない。

だから国の後ろ盾がある中央銀行が作られ、国力に合わせたお金の量を調整しながら発行するようになったんだ。

今もほとんどの国のお金はこの「管理通貨制度」で運用されていて、日本では唯一「日本銀行」が日本のお札「日本銀行券」の発行を行っているよ。

なぜ国ではなく日本銀行がお札を発行しているの?

タロウ
タロウ

めんどくさ

日本の国でお金は全部作ればいいのに。

まさパパ
まさパパ

国の政策でお金を刷ると、その時の政策によって経済危機が起こることが多かったんだ。

だから日本は「日本銀行法」によってお札の発行権などの日本銀行の仕事は政府から独立されているよ。

政府が自由にお金を刷れると、政治家の考えだけで経済状況を無視したお金の大量発行を行ってしまう場合がある。

これによって過剰に出回ったお金はハイパーインフレを引き起こすなど、経済混乱の原因となることがある。

ハイパーインフレとは、歯止めの効かない凄いインフレのこと。インフレーションはお金の価値が下がり、相対的にものが高くなること。昔は100円で買えたガチャガチャが300円になったのもインフレ。これがひどくなるとガチャガチャ1回が1万円になったりする。

そうならないように日本の中央銀行である「日本銀行」は国の政策と独立して存在し、経済を安定させるさせるために紙幣の発行数を調整したりできるんだ。

未来のお金、ビットコイン

今までのお金は目に見えて、手も持つことが可能だった。

しかし今では多くのお金は、コンピューターに記録されただけの数字になっている。

現物資産の『金』だって、家に金の延べ棒があるという家はないだろう。

それでも、銀行やATMに行けば、本物のお金を引き出すことができる。つまりは現物と交換できるデータであると言える。

でも、最近は現物の存在しない『お金』があるんだ。

暗号資産(仮想通貨)

まさパパ
まさパパ

暗号資産(仮想通貨)とは、2009年に発行されたビットコインをはじめとした、パソコンの中のデータとしてしか存在しないお金のことだよ。

暗号資産(仮想通貨)は「ブロックチェーン」と呼ばれる不正利用のできない方式で作られている。

現物のないデータだから、インターネットがつながっていれば世界中どこにでも一瞬で送ることができる。

銀行でお金を他の人に送ろうとすると、途中に銀行が入って作業をして相手に送り届けるけど、暗号資産(仮想通貨)は相手と直接データの交換を行うから、早い上に手数料などの余計なお金がかかることもないんだ。

ビットコインは銀行のような管理者はいない。所有者がそれぞれ監視しあうような仕組みで成り立っているから不正利用ができない。

ただのデータがお金になる

そこに価値を感じた人がビットコインを「新たなお金」と信じて価値を見出したんだ。

ビットコインを欲しい人が多ければ価格が上がり、少なければ価格は下がる。

金などと同じように、需要と供給。簡単に言えばみんなの思い込みで価値が決まる。

2010年1ビットコイン=0.3ドル(約33円)だったものが、2017年には12000ドル(約132万円)にまで値上がりしたんだ!

今もビットコインは値上がり、値下がりしながら取引されているよ。安いときに買えば儲かるかもしれないね。

まさパパ
まさパパ

近いうちに現金(お札や硬貨)を使用することはほとんどなくなるといわれているよ。日本もデータでお金をやり取りするキャッシュレスを推進しているね。

未来のお金

将来のお金はデータだけの時代が来るかも。

現金は無くならないにしても、現在各国で自国通貨の電子化が進められている。

その国のお金と同等の価値を持つ暗号資産(仮想通貨)を「ステーブルコイン」といい、ビットコインのように激しい値動きがないので普及すれば、普段の買い物などに利用しやすくなることが考えられます。

特に速い動きをしているのが中国のデジタル人民元。すでにキャッシュレス化の進んだ中国で世界に先駆けて国主導で人民元(中国のお金の単位)のデジタル版を発行しようとしています。

一足早く作られているデジタル人民元

でも実は、すでに人民元のステーブルコインは発行されている。

それどころか世界中156か国の通貨に対応したステーブルコインが、日本の会社によって発行されているんだ。

発行しているのはエクスチェンジャーズという両替商(日本のお金と海外のお金を交換してくれるお店)ステーブルコインの名前は「xcoin」

リンク⇒:Xcoin公式サイトエクスチェンジャーズ公式サイト

スマホに「xcoin」のアプリを入れれば、スマホの中で156の通貨を管理できるようになる。

xcoin内での通貨の両替は瞬間に行われ、送金もxcoin同士であれば4秒で世界中どこでも可能というすごい仕様。

まだ、利用できる店舗が少ないのが難点だが、今後の展開次第では世界のお金の常識が日本の企業によってひっくり返るなんてことが起こるかも?!

まさパパ
まさパパ

Xcoinの今後の動きに注目だね!

今まさにお金の常識が大きく変わろうとしているんだ。

早くから情報をキャッチしておくことで、ビットコインのように価値のある何かを見つかられるかもしれないぞ。

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