2023年初頭から一気に話題になった『AI』
テキストから画像、音楽に至るまで簡単な指示で思い通りの作品を作ってもらうことが可能となった。
新しいものはひとまず触ってみよう!ということで、画像生成の中心『Midjourney』を利用してみました。
Midjourneyとは?
Midjourneyは画像生成AIの先駆け、誰でも簡単に高画質な画像を作成することができます。
今回は、初めての人でも画像生成が行えるまでのMidjourneyの登録から簡単な生成方法を解説していきます。
Midjourneyは、テキストの説明から画像を生成するAIツール。
プロのアーティストのような画像を作成するために使用できる強力なツールとして、今注目されています。
オープンソースのStable DiffusionやOpenAIのDALL-Eと並ぶ代表的な画像生成AIで、2022年のデジタルアートコンペティションでは、Midjourneyが作成した画像が1位を獲得したことでも話題になりました。
数ある画像生成AIの中でも、高い表現力を持つとされており、今も定期的なバージョンアップが行われています。
以前は一定数までは無料で利用することもできましたが、現在は有料サブスクリプション契約を行わなければ利用できない仕様になっています。
Midjourneyをはじめる方法
Midjourneyは、単体で利用できるサービスではなく、“Discord(ディスコード)”というフリーのチャット上で利用することができるツールになっています。
Discordをすでに利用している人であれば、トップ右下の“Join the beta”から招待を受けてログインすれば、すぐに始められます。
Discordの登録がまだの方は、下の説明を読んで登録しておきましょう。
登録は無料で簡単に行えます。
Discordの登録方法
Discordの公式ページにアクセス。
「Discordをブラウザで開く」をクリックして、必要な情報を入力していきます。
Discordにログインした状態で、Midjourneyトップ右下の“Join the beta”をクリックしましょう。
『招待を受ける』を選択することで、Midjourneyのサーバーに入ることができます。
3. Midjourneyの画像生成には有料プラン加入が必要
Midjourneyは現在、無料トライアルを行っていないため、利用するには有料のサブスクリクション契約を行う必要があります。
Discordのチャットで"/subscribe"と入力します。
すると有料プラン契約のリンクが送られてくるので、サイト上でプランを選び必要項目を入力しましょう。支払いに利用できるのはクレジットカード決済だけです。
プランは下記の3つから選択することができます。
有料プラン
現在、有料版は下記の3つの有料プランが用意されています。
| ベーシックプラン | スタンダードプラン | プロプラン |
月額 | 10$ | 30$ | 60$ |
生成枚数 | 最大200枚 | 無制限 | 無制限 |
Fastモード 利用時間 | 3.3時間/月 | 15時間/月 | 30時間/月 |
同時進行数 | 3 | 3 | Fast12+Relax3 |
その他 | | | ステルスモードの利用 |
有料プランで作成した画像は、利用規約にのっとったうえで商用利用も認められています。
プロプランになると、一度に生成できる枚数も大幅増量。またステルスモードという他人から見ることができない状態での画像生成が可能になります。
逆に言えば、プロプラン以外では、他人からも生成している画像はまる見えになっているということ。
まあ、ほとんどの場合、人の生成した画像に興味はないですが、プロンプトをまねされたり、画像を利用される可能性があることは頭に入れておきましょう。
スタンダードプラン以上では、Fastモード(高速生成)の時間制限が終わった後も、Relaxモード(生成速度が利用状況によって制限される)を利用することで事実上無制限に画像生成することが可能です。
ちなみに僕は現在『スタンダードプラン』を契約中。
だいたい月に1000~1500枚生成しています。
そんなに作って何をしているかというと、『写真AC』という画像アップロードに投稿して、お小遣いを稼いでいます( *´艸`)
こちらのサイトでは、1枚ダウンロードされるたびに約3円のお小遣いがもらえるんです。こちらについて詳しくはまた別記事で解説します。
そんなのまってられるか!って方は下のリンクから写真ACホームページをご覧ください。
4. Midjourneyで画像を作成する方法
有料プランの契約が終われば後は簡単です。
Discordのチャット画面のサイドメニューから『NEWCOMER ROOMS』もしくは『NEWCOMER ROOMS2』の中の『newbies-〇〇』(〇〇は任意の数字)のチャットルームを開きます。
入力フォームに"/imagine"と入力すると、”prompt"というカーソルがあらわれます。
ここに作成したい画像のキーワードを入力することで、画像が作成されます。
画像のように、日本語でも生成可能ですが、英語の方が細かい指定ができるので、翻訳ソフトなどを利用して英語で入力することを心掛けましょう。
画像は1回の生成で4枚作られます。
順番は左上①・右上②・左下③・右下④です。
気に入ったものがあれば、U1~4を押すと、選択した画像がアップグレードされて解像度の高い画像が作られます。
V1~4はバリエーション。それぞれの雰囲気を残しつつ、新たに4枚の画像が生成されます。
気に入ったものがなければ、プロンプトを変更するか、右端のリサイクルマークをクリックして同じプロンプトでさらに4枚の画像が生成できます。
5.プロンプト次第で自由に画像生成
プロンプト(指示文)を変えることで、イラスト調から実写のような写真画質の画像まで、様々なものを作成することができます。
しかし、記述したものが100%反映されるわけではありません。
指示を無視した画像が出来上がったり、内容が破綻していたりと、一度で思い通りの画像ができるわけではありません。
プロンプトの内容を変更したり、繰り返し作成することで最高の一枚を作り出したりと、簡単なようで思い描いたものを作成するのは結構大変です。
Midjourneyにはプロンプト以外にも、画像サイズを決めたり、プロンプトの重要度を変更するパラメーターなど、細かい技がたくさんあります。
今後、少しずつ思い通りの画像を出すためのコツも紹介していこうと思うので、よろしければブックマークして次回の更新をお待ちください。