これからの令和時代、社会人に求められているスキルとは何だろう?
英語?プログラミング?ビジネスマナー?一般常識?
もちろん、どれも重要だとは思うけど、これからの時代、最も重要な技術は『ネットの検索能力』です。
今の時代、知りたいことは99%ネットの検索で見つけることができる時代。
だけど、すべての人が目的の情報にアクセスすることができるとは限らない。
情報はあるのに調べられない。辞書は持っているけどその引き方がわからないようなもの。
ネットに置き換えれば『ググり力』が欠如しているから。ということができる。
今回は、子どもに教えておくべき、学校では学ばない知識。
インターネットという辞書の引き方『ググり方』について紹介していこう。
ググるとは?
知らない人はいないであろう、Googleの検索機能。ここで知りたい情報を調べることのことを「ググる」と言う。
検索とは、検索エンジンと呼ばれる、インターネット上の情報を探すプログラムを使って、気になる情報を探すことだ。
その時に使われる『検索エンジン』というプログラムは、いろいろあるんだけど、現在では広くGoogle検索が使用されている。そのため、
『検索』=『Google』となり、
『検索』する→『グーグル』する→『ググル』
と変化してきた。
実際には今でも、マイクロソフトがサービスしている『Bing』や『yahoo検索』などもある。
「インターネットエクスプローラー」やその後継「Edge」ではBingが標準の検索システムになっているから、ブラウザによって検索エンジンの種類が違う場合があるけど、基本的な使い方は同じなので問題はないゾ。
検索の基本
今更説明するまでもないが、虫メガネのアイコンが示されるボックスに調べたい言葉を入力して「Enter↩」キーを押すことで知りたい情報が表示される。
一つの単語だけだと、検索数が多すぎて目的のものが見つからない場合、複数の単語をスペースを空けて入力することで、より目的にあった内容を調べることができる。(AND検索)
先に入力された単語ほど重要視されて検索されるゾ。
例)「リンゴ+品種+ふじ」
リンゴの品種について、特に「ふじ」について調べられる。
言い回しの違うものを一度に調べる
同じ言葉を調べるのでも、「みかん」「蜜柑」「カンキツ」「オレンジ」など言い回しや漢字表記が違うものもある。
そんな時も「OR」を使えば一度に調べることができる。(OR検索)
ORは半角大文字、単語との間はスペースをあけよう。
「みかん OR 柑橘 OR オレンジ」
上記の場合、「みかん」か「柑橘」か「オレンジ」が含まれる情報が検索される。
検索応用編
上の二つANDとORは合わせて使うことで、さらに情報を細かく検索できるゾ。
(〇 OR △)のようにかっこで囲ってAND検索と別にしよう。
「(ミカン OR リンゴ) 育て方」
上記では「ミカン」か「リンゴ」どちらかを含み、かつ「育て方」の情報があるページが検索される。
これによってミカン、リンゴ、両方の育て方が一度に検索できる。
検索から除外する
検索をしていると、同じ検索ワードでも思っている情報とは違うものばかりが検索されてしまう場合がある。
その場合、表示したくない内容に「-」(半角マイナス)をつけて検索することで、必要のない情報を除外して調べることができるぞ。
果物のバスケット盛を調べたいのに、単に「フルーツバスケット」を調べると、アニメばかりが上位に表示されてしまう。
この場合「フルーツバスケット -アニメ」で検索することで、アニメ以外の情報だけを表示することが可能だ。
複数の単語を一つのフレーズとして検索
例えば「リンゴを使ったお菓子の作り方」と検索すると、コンピューターがかってに情報を分割して、「リンゴ お菓子 作り方」など、複数の単語をつなげたAND検索として情報を探します。
しかし、その一文をまるまる一つの単語として検索したい場合は、「”○○”」のように「””」で囲んで検索します。
これによって「”リンゴを使ったお菓子の作り方”」と全く同じ言い回しで説明されているページだけが検索されるようになります。
「”」の出し方はshiftキーを押しながら、最上段にある2のキーを押そう。
一部の文字が不明でも検索できるワイルドカード検索
文章で一部の文字がわからない。
そんな時は不明な文字の代わりに「*」(アスタリスク)を入れて検索してみよう。
この「*」はワイルドカードとい言い、検索時には、不明な文字の代わりを担ってくれる。
トランプのジョーカーのような役割を果たします。
でも、最近は検索機能が強化されてきて、わざわざ「*」を入れなくても、検索候補が表示されるようになったので、ほとんどこの機能を使うことはないですね(^_^;)
キーボードで打たなくても、声でも検索できる
マイクがつながっていれば、声での検索も可能。
検索ウィンドウで、右のマイクのアイコンをクリックする。
すると音声の入力になるので、マイクに向かって検索ワードを話してみよう。
かなり正確に音声を聞き取って入力してくれるぞ。
スマホならマイクに向かって話すだけ。
だけど、パソコンの場合はマイクをつないだだけで使える場合もあるが、機種によっては、サウンド設定から手動で入力デバイスを設定する必要がある場合がある。覚えておこう。
一つの画像から、似た画像を検索することができる(画像検索)
Googleの検索は、文字や声だけではない。一つの画像から似た画像をインターネット上から探すことができる。
検索表示で、右上にある画像をクリック。
すると、Googleの画像検索画面が立ち上がります。
画像検索が立ち上がったら、カメラのアイコンをクリック。
画像検索の方法は、インターネット上の画像のアドレスをコピーして探す方法と、パソコンやスマホに保存されている画像データと似たものを探す二つの方法があります。
パソコンならフォルダーからのドロップアンドドロップで検索することもできるぞ。
もっと細かい検索
これらの技を使っても、なかなか思い通りの情報を手に入れることができないこともある。
そんな時は、検索ウィンドウの「ツール」を使って情報を絞ってみよう。
「ツール」をクリックすると、
「すべての言語・期間指定・すべての結果」の項目が現れる。
すべての言語
言語はすべての言語か、日本語だけに絞るかを選べる。
日本語で検索している分にはあまり利用することはないが、英単語を検索していて日本語の説明を探すときは便利だ。
すべての結果
上で紹介した「”○○”」と似ている。
検索ウィンドウに記入された文字に完全一致するものか、多少あいまいな結果を残すかを選択できる。
余計な情報が多い場合は「完全一致」を選択すると情報が絞られる。
期間指定
最もよく利用するのがここ。
インターネット上には古い情報も多い。特にニュースなどを検索した場合、いつの情報なのかは重要。
ここでは更新された時間で情報を絞ることが可能だ。
画像を検索する
上で紹介したのは、画像を検索ワードとして探す方法だったが、今度は、検索ワードにあった画像を探す方法。
通常と同じように検索をかけて、検索ワード蘭の下にある『画像』タブをクリックする。
すると、検索ワードに沿った画像が表示される。
画像ももっと細かく検索可能
画像検索でも、さらに細かく検索が可能。
サイズは画像の大まかな大きさ、種類はファイルの種類、ライセンスは検索で見つけた画像の利用に関する分類。
見つけた画像はかってに使用すると、著作権違反になる場合がある(゚Д゚)ノ。
利用規約を調べてきちんと許可された範囲で利用させてもらおう。
色で検索
画像検索で便利なのが、『色』これは画像の中心を占める色で検索できる機能。
単にリンゴで検索すると、多くは赤いリンゴの画像で埋まるが、検索条件を『緑』に設定することで、青りんごの画像を見つけることができるようになります。
一番右の「削除」をクリックすることで、詳細条件をリセットすることもできるぞ。
画像検索はピンタレストも便利
ピンタレストは、ネット上の画像をスクラップブックのように、お気に入りでまとめられるサービス。
まとめたものはボードと呼ばれ、これは他の人も検索することができる。
自分の好きな画像を集めるだけでなく、他の人が集めた画像から新しい発見をすることもできるぞ。
登録・利用は無料だからぜひ使ってみよう(≧▽≦)
検索結果の見方
検索結果の上の部分には「広告」が表示されることが多い。
このページの内容は、完全に公平に書かれているということはなく、商品を売るために書かれていると理解して読むようにしよう。
広告が悪いということではないよ。
この広告によってGoogleが企業からの収益を得ることで、GmailやGoogleマップなどの便利機能を無料で使うことができるんだ。
自分が広告を読んでいるということを理解したうえで読む分には何の問題もない。
「広告」とついていなくても注意
「広告」とついていなくても、ホームページは何かしらお金のために書かれていることが大半だ。
かく言う今見ている「このページ」も例外ではない、子育ての有益な情報を発信しようとしているが、その一方で多少はお金儲けの目的があることは否定できない。
ホームページはどこからお金が発生する?
多くのホームページには広告が張られている。
たくさんの人がホームページを訪れその広告を見てくれることで、サイト管理者にお礼が入るという仕組み。(とはいっても、1クリック数円程度だけど)
中には、広告の商品を販売するために『ウソ』や『オーバーな表現』で読者を操作しようとするページもあるので、そういったサイトには十分に注意しよう。
ホームページはすべてのページが専門家によって書かれているわけではない。
素人でもきれいなホームページは意外と簡単に作れる。見た目だけで内容の良し悪しまで見分けることはできないぞ。
ホームページの内容も、正しいのかどうかは、この一か所だけではは確認できない。
わざとではなくても間違ってしまっている場合ももちろんある。
問われるネットの情報リテラシー
ネットで情報を調べる時は、情報源が明らかでない場合は、かかれていることを鵜呑みにせず、他の部屋のほか、ネット以外に本などでも確認をとるなどして、情報を自分なりに精査しよう。
一つの情報を妄信するのは非常に危険だ。
ネットの情報を正しく理解して、利用することを「ネットリテラシー」と言うよ。
こどもに教えるためには、自分たちも正しい情報を集めるための訓練を行っていかなくてはいけない。
しっかりした情報収集ができるようになれば、「コロナ渦でのトイレットペーパー買い占め」などは起こらなくなるはずだ。
ネットは危ないと、遠ざけるだけではダメ。
『ネットには危険な情報があふれているから触らせない』
というのは、むしろ危険。
これからの時代は、どれだけものを知っているかよりも、どれだけ上手に情報を調べられるかが重要になってくる。
確かにネット上には危険な情報や、嘘や詐欺も多い。
しかし、一生ネットに触れずに生きていくなんて不可能。
自動車だって事故にあう危険もあるが、それ以上に便利さが勝るから、みんなが利用する。
車だって、何も知らないまま運転するのではなく、どのように利用すれば安全に運転できるかを学び、練習してから公道に出るのと同じように、ネットの世界も危険を学び、使い方を練習して利用するのが重要なんです。
学校でもやっと、インターネットについての学習が始まったが、はっきり言って不足。
ネット教育と、お金・税金の教育は、家庭でしっかり教えることが重要だ。
参考リンク→:日本人の”義務”税金って何?こどもと考える日本の税金とその仕組み
このサイトでも、義務教育では教えないが、人生において知っておいた方が有利な知識を紹介していくので、今後ともよろしく(≧▽≦)