「OK、Google!歌をながして!」

「ハイワカリマシタ、YouTube Musicデ音楽ヲ再生シマス」
今ではすっかり生活の一部となったスマートスピーカー。
音楽だけじゃなく、ニュースや天気、今日の予定など、声をかけるだけであらゆる情報を発信してくれる。
まさに未来のガジェット。
こんな便利なもの、家の中だけで使うなんてもったいない!
そんなわけで今回は、スマートスピーカーを車載できるように改造しました。
スマートスピーカーを車に積もう!
じつは、うちの愛車フリード君には、すでにスマートスピーカーが搭載されています。
過去記事参照→:車でOK Google!スマートスピーカーを車に積んでみた。
このときは、中古で購入したGoogle home miniを搭載したわけだが、今回はこのホームミニを第2世代Google Nest miniに交換します。
今でも不便はないのだけど、低音が響くようになったり、マイクの反応がよくなったりと改善されているようなので、車の中のように雑音が多い中でも使い休んじゃないかなぁと思って交換です。
Google home miniとGoogle Nest mini違いを比較
さて、『Google home mini』と『Google Nest mini』何が違うのか?
nest miniの変更点6個
- 名前が違う
- 値段が違う
- 低音がよく出るようになった
- マイク性能が上がった
- 壁掛けできるようになった
- 電源がマイクロUSBからAC電源に変更
背面の色やリセット方法など操作性の違いもいくつかあるが、大きいのはこの6点だろう。
名前が違う
ある意味一番違う部分(^_^;)
第2世代として販売されてシリーズにはすべてNestの名がついていますね。
画面付きもあるけど、今回は車載ようなので、スピーカーだけのnest miniで十分。
値段が違う
homeミニはGoogle ストアでの標準販売価格6,480円だったものが、Nestミニは6,050円とちょっとお安くなっていました。
今日調べたら、さらに2,000円値下げされて4,050円になってた(≧▽≦)
まだ持っていない方、これはお得ですよ!
低音がよく出るようになった
最も大きな改善点、
homeミニはコンパクトな体のためどうしても音が軽かったけど、Nestミニは従来より2倍の低音が出るようになっています。
車での利用が楽しみだ。
マイク性能が上がった
3つのマイクを搭載、音声認識機能がさらに向上。
後部座席から子供たちが声で命令すると、結構トンチンカンな回答をしていたので、これが改善されるといいな。
壁掛けできるようになった
地味な変更だけど、裏面に壁掛け用の穴が開きました!

車載では使わないけど、家で使うには地味に便利。ご家庭用に考えているならhomeミニより設置の幅が広がりますよ。
電源がマイクロUSBからAC電源に変更
電源ケーブルは付属しているから普通に使うには問題はないんだけど、車載する際にこれが難問となってきます。詳細は後述(=_=)
Google Home miniなら車載は簡単
さて、ここから本題。
スマートスピーカーを車載していきます。
とは言っても、もともとhomeミニが積んであったので乗せ換えるだけ。
なのですが・・・・ここで問題。
電源がないんです!
最近の車には100Vコンセントを搭載しているような車もあるけど、フリードにそんなものはない。
だいたい、12Vバッテリーを100vにしてさらに5vに落とすとか、無駄以外のなにものでもない。
homeミニの場合はコネクタがマイクロUSBなので、スマホの充電に使うようなケーブルでつなぐことができたのですが、nestミニはそうはいかないのだ。
Google Nest miniの電源問題
Nestミニ標準のACアダプターの規格は、出力14V 1.1Aで15W。
普通のUSBからの給電ではまかなえそうにありません(*_*;
車のシガーソケットから12Vは取れるけど、今度はプラグサイズの問題もある。
プラグサイズは内径:φ1.4mm 外径:φ3.4mmのようです。
こういった変換プラグは持っているんだけど、Nestミニはプラグの穴が小さい(=_=)
Amazonをあさったけど、使えそうなプラグが見つからず。
仕方がないので何でもそろう世界の百貨店、中国のアリエクスプレスを訪問。

使えそうなプラグを発見しました。

新しい USB DC 5V Dc 12 V 3.5 ミリメートルポートの車の充電アダプタ充電車の Gps レーダー検出器シガーライターケーブル長 1 メートル
これなら使えるはず(^_^;)、あとは届いてから実験です。
Google Nest miniを車載スピーカーにしよう

やっとのことで商品が到着。
中国からの送料110円って、向こうの運送料金事情ってどうなってんだろうね?
とにかく、これで作業が開始できます!

車に移動してnestミニとhomeミニを並べてみました。
左がnestミニ、右がhomeミニ。
大きさはほとんど変わらないですね。
Google nest miniプラグははまるのか?

問題のプラグですが、何とか接続もできました。
L型だからちょっと浮いちゃうけど、無事に起動確認も完了。問題なしです。
Google Nest miniの固定
以前は助手席の前に設置してましたが、今回は運転席前に置くことにします。

なぜこの場所にしたかというと、nestミニはスピーカー上部をタッチすることで音楽を一時停止できるんです!
これはhomeミニではできなかったことなんだ('ω')ノ

何が便利かって、ドライブスルーなどの時にちょっとだけ一時停止したいときなどは、声で命令するより断然早い。
やっぱり音声だけって不便だよね(^_^;)
配線を整理してシガレットソケットからUSB変換したプラグにつなげば完成!
Google homeで設定、
さて、設置は完成したけど、このままではWI-FIの届く家の車庫でしか使えません。
nestミニを再設定して、スマホのデザリングと紐づけが必要です。
このnestミニは家のWi-Fiで設定してあったのでまずは初期化するゾ。
nestミニの初期化
まずは横のスイッチをスライドして、マイクをオフ。
続けてスピーカーの上部を5秒ほど押さえます。
すると、出荷状態にリセットするかと確認の音声が流れるので、そのまま押さえ続けましょう!
10秒ほどでリセットが開始されます。
本体が再起動したら初期化は完了だ。
Google homeの設定
スマホでGoogle Homeアプリを起動して設定していくぞ。
nestミニのセットアップには、同じネットワークに接続したスマホが必要。
デザリングでつないでいる場合、Wi-Fiの無線を発信しているスマホでの設定はできない。
もう一台スマホやタブレットを用意して、同じネットワーク内にログインした状態で設定しよう。

これで、車に乗るときにデザリングを有効化すれば、走行中でも「OK!Google!」が使えるようになるゾ。
スマートスピーカーを車のスピーカーにつなごう!
さっそく再生。
うん。確かに比べると低音も響いていい音になってるんじゃないかなと思う。
でも、nestミニになって音は多少改善されたと言っても、所詮はモノラルスピーカー(=_=)
いい音を楽しむというのには程遠い。
そこで、もし車のオーディオがBluetoothに対応しているなら、nestミニの音をBluetoothで飛ばして車載のスピーカーで聞くこともできるゾ。
うちのフリードはホンダ純正カーナビを搭載している。
このカーナビには外部からのBluetooth入力に対応していたので設定してみたゾ。

カーナビは携帯電話>登録機器でBluetooth接続するを選択。
nestミニはスマホからGoogleHomeアプリを開き、車載で設定したnestミニを選択。
右上の歯車マークから、設定>デフォルトのスピーカー>Bluetoothスピーカーをペア設定を選択しBluetoothを紐づけします。

登録できましたヾ(≧▽≦)ノ
これでドライブがまた楽しくなりそうだ。
まとめ
今回はGoogleのスマートスピーカー『Google nest mini』を車載にしてみました。
やはりネックになるのは、電源。
100V が取れるならそのままACアダプターを持ち込んでもいいけど、シガレットソケットから給電する場合はジャックの穴が細いので、利用するプラグの選定には注意が必要だ。
もっとも、Bluetoothで車のスピーカーに接続するつもりならわざわざnestミニを使うメリットはほとんどない。
homeミニなら、中古でよければ1000円台から購入できるゾ。
こっちならダイソーでも売っているようなマイクロUSB接続ケーブルでの起動が可能だ。
詳しくは過去記事を参考にしてほしい。
過去記事参照→:車でOK Google!スマートスピーカーを車に積んでみた。
次回予告、homeミニでステレオ再生してみた。
では、なぜ今回そんなめんどくさいことをしてまでhomeミニとnestミニを交換したかというと、
リビングで、homeミニ2台を使ったステレオ再生環境を作りたかったからだ。
Googleのスマートスピーカーは2台をペア設定することで、LRのステレオ再生が再現できる。
しかし、このペア設定はhomeミニ同士、もしくはnestミニ同士でなくてはならない。
そのための交換作業だったのだ。
ステレオ環境構築は次回公開予定お楽しみに(≧▽≦)