夏の暑い日、のどを潤す飲み物と言えば、やっぱりコーラ……ぢゃなくて、炭酸水。
コーラも美味しいけど、飲み過ぎはよくない。喉を潤すならスキッとさわやかな炭酸水が一番。
でも、いくら高性能なウォーターサーバーでも、さすがに炭酸水を出すことはできない。
そこで今回は、最も手軽でお得な炭酸水の手に入れ方をいろいろ比較してみたゾ。
炭酸水(スパークリングウォーター)って何?
炭酸水。
シュワシュワあわの出る飲料水のことだ。
溶けているのは二酸化炭素。
二酸化炭素は気体の中では比較的水に溶けやすく、圧力をかけるとかなりの量を無理やり溶かし込むこともできる。
炭酸飲料は、栓を開けることで圧力が弱まり、無理やり溶かし込まれていた二酸化炭素が次々に気体に戻っていく。それがシュワシュワのあわの正体。
はじけるような感覚がさわやかで、特に夏場にのどを潤すには最適。もちろんお酒を割ったらもっと素敵(≧▽≦)
でも、あまりいいイメージの無い『二酸化炭素』それを大量に溶かし込んだ液体なんて健康に悪くないのかが気になるところだ。
健康に良い?悪い?炭酸水のホントのところ
二酸化炭素が大量に含まれている炭酸水ですが、これは別に飲んだところで健康に害はありません。
むしろ、健康に良いどころか、美容にもいいという結果が多くの研究によって明らかにされています。
疲労回復効果
炭酸水を飲むと、胃腸が刺激され水分の吸収が高まる。
それにともなって利尿作用が働き、体の中の疲労物質を排出する効果があります。
整腸作用
炭酸の刺激は、胃腸の働きを活性化します。
それによって老廃物の排出が促されて、便秘の改善効果なども期待されます。
血行改善
水分と一緒に吸収された二酸化炭素のため、血液中の二酸化炭素濃度が高くなる。
これにより、体はさらに多くの酸素を運ぼうと血流量を増やします。
この働きで体中の血行が良くなり、肩こりや冷え性の改善効果があると言われています。
お風呂上りに飲むことで、湯冷めしにくくなるなどの有効性も報告されています。
これらの効果は実験などでも実証されている。過去、『所さんの目がテン』の番組でも二酸化炭素の実験の回で、疲労回復効果がある実験結果が紹介されていたぞ。
炭酸水が体に悪いことはない?
ここまでメリットばかりを上げてきたが、本当に炭酸水にデメリットはないのだろうか?
いや、もちろんデメリットもある。
まずは、炭酸水は弱いとはいえ、『酸』である。
そのため、飲みすぎは歯のエナメル質を溶かす危険があると指摘されている。
それを防止するために『ストローで飲むのがいい』なんて書かれていることもあるが、そこまで心配するなら普通の水を飲んだらいいと思う(^_^;)
このほかにも、飲みすぎると胃酸の発生がすくなくなり悪い影響が出るという報告もある。
ただし、いずれも1日0.5~1L飲む分にはほとんど問題はないようだ。
炭酸水はともかく、『炭酸飲料』の場合は大量の糖分を含んでいるから、虫歯や糖分過多の危険がある。
こちらの飲みすぎには注意が必要だ。
同じ理由で炭酸水の中でも、フレーバー付きのものは避けた方がいいだろう。糖分はなくても他の成分が含まれているゾ。
炭酸水の入手方法
さてここからが本題。
コスパよく炭酸水を手に入れるにはどうするのがいいか?
炭酸水を手に入れる方法は大きく3つ。
- 天然の炭酸水を汲んでくる
- ペットボトルでお店で買ってくる
- 自宅で作る
この3つが考えられる。どれが一番コスパよく炭酸水を手に入れることができるだろうか??
天然の炭酸水が湧き出している場所がある?!
日本には天然の「沸き炭酸水」があります。
それが、福島の大塩温泉。
https://www.jalan.net/news/article/9289/
なんとここでは、自由に湧き出した炭酸水を汲んでいくことができる!
とはいえ、天然の沸き水。そんなにたくさん持ち帰ることはできない。
それに、すっきりさわやかな強炭酸!という訳にはいかない。1日ふたを開けて置いておいたような、気が抜けた弱い炭酸程度だ。
あくまで、そういう場所があるという程度の知識として覚えておくくらいしかない。
炭酸塩質の温泉は入ったことないから、近くに行ったらぜひ体験してみたいな。
炭酸水はどこでも買える。
タダで手に入れるのはあきらめよう、となればお店で買ってくるのが早い。
今の時代コンビニに行けば24時間いつでも購入することが可能。1本100円程度ですぐに購入することができる。
だけど、炭酸をたくさん飲みたいなら、イオンなどのスーパーで購入するのがおすすめ。
コンビニに比べたら、3~5割くらい安く購入することができるゾ。
炭酸水はペットボトルで販売されている。
1リットルのボトルの方が安いが、一人で飲むなら500mlがおすすめ。
開けてからは、早いうちに飲み切らないと、あっという間にガスが抜けてしまう。
炭酸を抜けにくくするキャップも販売されているけど、かなり圧力をかけておかなくてはいけないみたいだから、あまり便利じゃなさそう(^_^;)
たくさん使うなら、ネット通販
スーパーやコンビニで炭酸水を購入するのはいいんだけど、難点はいちいち買いに出なくていけないことと、なにより重いこと。
水物って意外と重いんだよね(^_^;)
そこで、たくさん利用するなら断然『ネット通販でのケース売り』がおすすめだ。
クリック一つで自宅まで届けてくれるぞ。
数ある炭酸水のケース購入の中でも『ZAO SODAの 定期購入』なら、さらにお得だ。
24本入り送料無料で1,184円!1本あたり『49.3円』ここまでくるとスーパーで購入するより全然安い。
わざわざお店に買いにって、重たい思いで持ち帰らなくても、毎月決まった日に家に届けてくれる。
もし、余ってしまっていても、配送期間の変更やスキップもできるから安心だぞ(≧▽≦)
特別こだわりがあるなら別だが、基本的に炭酸水ってそんなに変わらないから、安いものでいいと思うよ。
炭酸は自宅で作れる
実は、炭酸水は自宅で作ることが可能だ。
いくつか方法はあるが、一番簡単なのは『重曹とクエン酸』を混合することだ。
詳しい化学式などは各自調べてもらうとして、作り方は、ざっくり言うと『重曹1:クエン酸1』の割合で混ぜればいい。それだけだ。
ペットボトル500mlの炭酸水を作るレシピは以下の通り。
重曹とクエン酸で作る炭酸水
- 炭酸飲料の空ペットボトル500mlサイズ
- 良く冷やした水500ml
- 重曹 小さじ1杯(5g)
- クエン酸 こさじ1杯(5g)
ペットボトルに水を満たし、クエン酸を溶かす。
そこに重曹を溶かし込むと化学反応を起こして二酸化炭素が発生する。
それを逃がさないように、すぐにキャップを閉めて冷蔵庫で保管。
1時間ほど保管すれば自家製炭酸水の完成です(≧▽≦)
自家製炭酸水Q&A
自宅で簡単にできる炭酸水。
でもこれは立派な科学実験でもある。十分に注意して行うようにしよう。
重曹とクエン酸は何でもいいの?
食品添加物用や薬用など、口に入っても安全なものを使用しよう。100均のお掃除用などは安くても絶対飲んじゃだめだぞ。
お茶のペットボトルでもいい?
炭酸飲料のペットボトルでないと、圧力に耐えられず爆発の危険があるよ!必ず炭酸の入っていた容器を使おう。
普通の炭酸水に比べてなんだかしょっぱい?
重曹とクエン酸から作られるのは二酸化炭素だけではない。一緒にクエン酸三ナトリウムという物質も作られる。これは飲んでも害はないが、塩味がするためどうしてもしょっぱくなってしまうんだ。
普通の炭酸水に比べてなんだか苦い
重曹はクエン酸より反応しにくく、残ってしまっていると苦みを感じてしまう。気持ちクエン酸を多めに入れると気にならなくなるぞ。
ドライアイスで作る炭酸水
ドライアイスを知っているだろうか?水に入れると大量の煙を出して反応する氷のような物体。
主に冷却剤として利用される。
このドライアイスの正体は、個体に固めた二酸化炭素。つまり水に溶かせば炭酸水の完成なんです(≧▽≦)
ただこの方法はあまりお勧めしない。理由を説明しよう。
清潔なドライアイスの入手が難しい
アイスの保冷用などでドライアイスをもらえることがあるが、これはあくまで冷却用。
衛生面で口に入れるのはちょっと問題がある。
もし食用にも適したドライアイスを調達できたとしても、それは保存しておくことは不可能。
ドライアイスの温度は、冷凍庫よりはるかに低温のー79度なのだ。
炭酸作成の適量が測れない
固形のドライアイスが気体になると、その体積は800倍にも膨張する。
しかも、ドライアイスの場合「昇華」といって、液体を経ずにいきなり気体に変わることで、その圧力は急激に膨張するのだ。
どんなに量を気を付けても爆発の危険は避けられない。
実際に小学生がペットボトルにドライアイスを詰めて遊んでいたところ、爆発で怪我をするという事件が発生している。
簡単に炭酸を作ることができるが、危険性の観点からやめておいた方がいいだろう。
実はコレ実際にやったことあります。その時は爆発はしなかったものの、すごい勢いでキャップが飛んで驚いたことを覚えています。怖かった~(=_=)
絶対真似しないでね。
安心安全、最もおいしい自家製炭酸水
今ではドライアイスで危険を冒さなくても、安全に炭酸水を作ることのできる『炭酸水メーカー』が販売されている。
いろいろなメーカーから販売されているが、だいたい同じような機能である場合が多い。
- 電源不要、カートリッジタイプ
- 500mlあたり15~20円程度
- 専用容器使用
どの商品も大きくは違わない。あと選ぶポイントとしてはデザインと大きさ。
ひんぱんに使うなら出しっぱなしになるから、キッチンのデザインに合うコンパクトなものがいいよね。
ミネラルウォーターサーバーx炭酸水メーカーなら、合わせ技でいつでもミネラルスパークリングウォーターが飲み放題だ!!
炭酸水のコスパを考える
ここまでで、炭酸水が家庭でも簡単に作れることはわかった。
だが、問題はそのコスト。
ぼくは、単に炭酸水が飲みたいんじゃない!
安くたくさん飲みたいんだ!!
炭酸水の価格を比較する
ここまでで、炭酸水の入手方法を3つ紹介してきた。
- 天然の炭酸水を汲んでくる
- ペットボトルでお店で買ってくる
- 自宅で作る
最初の『天然の炭酸水』は、近所に沸き炭酸水でもない限り難しいので、実際には『買ってくる』か、『作る』のどちらかになる。
結局、どれが一番安いのだろうか?
炭酸水の相場は?
まずは、ペットボトル入り炭酸水の価格を調べてみる。
一般的な500mlペットボトルでは、自動販売機では110円~150円程だが、イオンなどのスーパーで購入すれば安いものなら税込みでも60~70円程度で購入できる。
ネットショップならセールを利用すれば24本入りで1500円以下の商品も見つかる。
定期購入するなら『ZAO SODA』24本入り送料無料1,184円!1本あたり『49.3円』が最も安い。
1Lならもう少し安いものもあるが、一度で飲み切ることを考えるとしっかりした炭酸を感じられる500mlペットボトルがいいだろう。
炭酸水メーカーの場合、本体価格1~2万。カートリッジ1本、約2千円というのが基本のようだ。
炭酸水の価格を比較
わかりやすく500ml分の炭酸水で計算してみた。
ソーダストリーム・e-sodaはメーカーのホームページ提示金額を比較したゾ。
ペットボトル500ml | ソーダストリーム | e-soda | 重曹+クエン酸 | |
500mlあたり | 50~60円 | 約18円 | 約18円 | 約10円 |
表を見ると、重曹とクエン酸で自作するのが一番安いが、これは「強炭酸が作りにくい」「しょっぱくなる」などのデメリットも多い。
炭酸水メーカーで作るのもかなり安いが、このほかにも本体の購入料金が追加されると、年間200本作ってやっとペットボトルと同等くらいだ。
結論、年間200本以上利用するなら炭酸水メーカー
今回の調査では、年間200本以上炭酸水を消費するなら、炭酸水メーカーの購入は元が取れるという結論になった。
うちでの消費量は500mlボトルで、年間70本程度。炭酸水メーカーの購入は見送ることにしたヨ。
うちでは『ZAO SODA の炭酸水定期購入』を取り寄せて利用することにした。
実はこの炭酸、宮城のお隣『山形県』で作られてるんですよ。
だからZAO(蔵王)ソーダなんですね(≧▽≦)
今後、炭酸水の利用が増えるようなら炭酸水メーカーも検討しようかと思うけど、当分はZOAソーダの定期便でいいかな。
皆さんも、よい炭酸水ライフをおくりましょう。