2020年6月末をもって、消費税増税の景気の減速を支えるための消費者還元事業が終了してしまいました。
5%還元って結構微妙だったけど、PAYPAYを始め各社が大幅還元ボーナスを行ってきたため、日本でもキャッシュレス決済の需要は高まったと思われます。
じゃあ、もうお得はないのか?というとそんなことはない。
2020年7月1日から募集が開始された『マイナポイント』があります。
マイナポイントって何?
マイナポイントとは、キャッシュレス決済サービスとマイナンバーカードを紐づけすることで国から最大5000円相当のボーナスがもらえるキャンペーンのこと。
その還元率は驚異の25%!
20,000円の利用で5,000円相当の還元が受け取れるんです(◎_◎;)
超太っ腹!
ただし、おいしい話には裏がある。もちろん国も慈善事業で行うわけではありません。
政府の目的は二つ。
- キャッシュレス決済の普及
- マイナンバーカードの普及
キャッシュレスは、6月までの消費者還元事業と同じだけど、今度は『マイナンバーカード』を広く国民に利用してもらうという狙いがあります。
まあ、利用者にとって負担になるようなことはないので、ここは国の思惑に乗ってあげましょう(≧▽≦)
マイナンバーカードとは?
マイナンバーカードは、国民それぞれに与えられた「マイナンバー」が記載されたカード。でもそれだけではなく、埋め込まれたICによっていろいろな個人情報が紐づけされ業務の効率化が図れる仕組みになっています。
しかし、悲しいことにマイナンバーカードの普及率は十数パーセント止まり。
このままでは今後の利用に支障をきたします。
そのため、国民に広くマイナンバーカードを持ってもらうためにキャンペーンを開始したんです。
超ざっくり言えば「5000円あげるから、マイナンバーカード作ってネ」ってことです。
マイナポイントを受け取るにはいくつかのハードルがある
5,000円ももらえるなら、作ってもいいかな( ゚Д゚)
そう思う人も多いはず。まずはマイナンバーカードがないと話は進みません。
マイナンバーカードを準備する
すでに全世帯の個人宛で「マイナンバー通知カード」というものが届いているはずです。マイナンバーはそこに記載されています。
ただし、この番号だけではマイナポイントは受け取れない。
一緒に同封されている用紙か、ネット上からマイナンバーカードの発行申請を行う必要があります。
申請してから受け取りまでは長いと1月くらいかかるので、早めに申請しておきましょう。
マイナポイントの登録には4桁の暗証番号も必要となります。忘れないように!
還元を受け取るキャッシュレスサービスを用意する
多くのキャッシュレスサービスが登録されているので、マイナンバーカードを紐づけするサービスを1つだけ選択します。
対象となるサービスは総務省のHPから確認できます。
キャッシュレスサービスを選ぶ注意点
登録されているキャッシュレスサービスは多岐にわたり、スイカやEdy、各種スマホ決済のほか、店舗発行の電子マネーも対応しています。
注意するのは、紐づけできるサービスは1つだけだということ。
例えば、小さな商店の電子マネーを登録してしまうと、その利用分の還元しか受けられません。(2万円以上の利用があれば問題ないです)
紐づけは一度行うと変更できないので、利用するサービスはよく選んで登録するようにしましょう。
特別な理由がなければ、チャージすることで利用が可能で、使える店舗の多いサービスが無難。万が一期間中の利用が少なくてもチャージするだけで還元が受けられるので、必要に合わせてゆっくり使っていけばいい。
おススメは利用店舗の多い「PAYPAY」や「Suica」などの大手サービス。
または「イオン」など日常から必ず利用のあるお店のサービスを登録しましょう。
まだキャッシュレスサービスを利用していないなら、この機会に登録しましょう。
今ならPAYPAYにマイナポイント登録すと、100万円があたるキャンペーンをやってます!見逃せないですね(≧▽≦)
おサイフケータイ対応スマホを用意する
マイナポイントを受け取るにはまだ必要なものがあります。
それは、マイナンバーカードのICを読み取るための機能が付いたスマホ。
おサイフケータイ対応機種なら大丈夫です。
Iphonも7以降なら対応しているし、最近はSIMフリー端末でも対応機種が増えていますね。対応機種はコチラから確認できます。
自分のスマホが対応していないなら、中古のiPhon7なら2万円以下で購入できるのでこの機会にスマホを切り替えるのもいいかもしれないです(≧▽≦)
対応端末を用意したら、マイナポイント申請アプリをダウンロードしましょう。
パソコンにつなげるカードリーダーからの申し込みも可能
おサイフケータイ非対応。わざわざ買い替えたくもない!そういう場合はパソコンにつなげるカードリーダーからの申請も可能。
ただし、こちらはスマホ以上に難易度が高い(^_^;)
公的個人認証サービスに対応しているカードリーダーの購入
ICチップを読み取るカードリーダーですが、中には公的個人認証サービスに対応していないものもあります。
購入前にコチラの一覧からよく確認してください。
おすすめはSonyのRC-S380(Windows専用)私も確定申告に使ってます(*'ω'*)
もっと安いものもあるけど、信頼性の高さでは一番。超個人情報だから安心の機器を使いたいですね(^_^;)
Macでの利用にはNTTのACR39-NTTComをお勧めします
カードリーダーはさらに設定が必要
カードリーダーはただ繋げるだけでは使えません。パソコンのセットアップも必要。
こちらのページからクライアントソフトをインストール。
さらに認証作業が必要。う~ん、パソコンに詳しくないとハードル高いですね(^_^;)
確定申告を家から行うなど、他の用途があれば検討してもいいけど、マイナポイントのためだけに用意するのはあまりお勧めしないですね(;´Д`)
スマホもカードリーダーもない!
マイナポイントを受け取ることができないのか?!
大丈夫!そんなことはありません。マイナポイントを登録できる施設が用意されています。
全国市区町村役場
役所でも登録端末を設置してあるので、マイナンバーカード・暗証番号・紐づけするサービスの情報があれば、役所での登録が可能です。
利点は詳しく担当者に聞けること、説明を受けながら登録できるのはいいですね(≧▽≦)
欠点はいつも混んでいること(^_^;)
自分でできる人はこの後に紹介するスポットを利用する方がいいでしょう。
携帯ショップ・一部コンビニエンスストアなど
これらの店舗にも登録端末が設置されるようです。すべてのお店が対象ではないので、こちらのページから自分の近所の店舗が対応しているか確認してから出かけましょう。
まだ還元されません!対象は9月から!
登録したから2万円チャージだ!!
ちょ~~っと待った!
確かに登録は7月1日から開始されましたが、対象となるのは9月以降にサービスを利用した分に対して。
7、8月に使ったりチャージしても還元の対象にはならないんです!
慌ててチャージすると、9月以降にもう一度チャージしなくてはいけなくなりますよ!
ご注意ください。
こどものマイナンバーカードも還元対象!
5000円分還元対象なのは、子どもも同じ。
家族4人であれば、合計で20,000円相当の還元が受けられるんです!
とは言っても、子どもがキャッシュレスサービスを利用しているとも限らない。
そこで、未成年のマイナンバーカードについては、保護者のキャッシュレスサービスと紐づけすることが可能となっています。
紐づけできるのは1サービスに1枚のマイナンバーカードだけ
キャッシュレスサービスに紐づけできるのは、本人もしくはその子供のマイナンバーカード1枚だけ。
一つのサービスに何枚も登録するということはできません。そのため、子どものマイナンバーカードは別サービスに紐づけを行いましょう。
うちは自分のマイナンバーカードを「Suica」奥さんも自分名義の「Suica」
こどもは私の「Edy」と「PayPay」にそれぞれ紐づけしました。
予算は有限、先着順。急がないとなくなっちゃう?
今回のマイナポイント事業の予算は2000億円が計上されています。
ここから還元されていき、残額0になったら終わりということらしい。
これって多いの少ないの?
慌てなくても大丈夫!
2000億円の予算で、一人あたりの還元額が最大でも5,000円。
全員が最大に還元を受け取ってもその数は4000万人分。
現在のマイナンバーカード保有者は約2200万人。
これが一気に倍になるとは考えにくいから、そんなに急がなくても大丈夫かもしれない。
とはいえ、まだマイナンバーカードを持っていない場合は、発効までに一月くらいかかるから早めに準備するに越したことはない。
特に今後マイナポイントの紹介が増えればカードを作る人も急増することが予想されます。込み合う前にゲットしたいですね(≧▽≦)
結論、家族全員マイナンバーカードを作ろう
今後の方針としては、銀行口座や保険証、免許証などもマイナンバーカードとの紐づけが計画されています。
自分のカードはあっても子供のマイナンバーカードはまだ、という方もこの機会に作っておくのがおススメですよ(*‘ω‘ *)