マンションや住宅の購入が決まったら、必ず契約した方がいいのが『火災保険』
万が一にも購入した住宅に何かあった時に保証してくれる大切な保険だ。
住宅を購入すると不動産屋さんがおすすめの保険屋さんを紹介してくれるので、何も考えずに契約しても構わないけど、その保険本当にあなたの住宅にあっていますか?

火災保険は自分で選べる
不動産メーカーにはだいたい”ごひいきの保険会社”があります。
基本的にここをお勧めする。みたいな。もちろん不動産屋さんには保険屋さんからお礼のキックバックが入っているのだと考えられます。

どうせなら、そのキックバック、契約者である私たちが欲しいよね!
もちろん、いろいろな経験からその保険会社をお勧めしているのでしょうけど、何も考ええずにハンコを押すのではなく、自分でもよく考えて保険は選ぼう。
まずは『無料見積もり』で、いくつかの保険会社から資料を取り寄せて比較検討するのがおすすめ。

火災保険の対象は?

火災保険で補償される対象は、建物だけではありません。
建物の中にある家財も補償対象となります。しかしこれは契約時にどこまでを対象にするかで変わってきます。
対象条件は大きく3つ
- 建物のみ
- 家財のみ
- 建物+家財
建物のみ
これに含まれるのは、壁や窓・床など建物と一体になっているものが保証されます。
家財のみ
こちらは建物は保険に含まれず、家電や洋服、家具などが対象となります。
高級なブランド品をたくさん持っている。高級家具・家電を使っている人は万が一のために入っておいた方がいいでしょう。
普通は家財だけに限定することは無く、下の建物+家財で保険をかける場合がほとんどだ。
建物+家財
こちらは上の二つともすべてをカバーする保険ですね。
もちろんカバー範囲が大きいほど保険料が高くなりる。
住宅を購入した場合はこの建物+家財に入ればいいと思います。
賃貸でも火災保険は入ることができるので、その場合建物は大家さんが保険に入っているだろうから自分は家財保険だけ入ればOKです(*'ω'*)
火事だけじゃない!火災保険の補償範囲


火災保険は何も火事の時だけ必要なわけじゃない、補償内容は様々だ!
- 火災
- 爆破
- 風災・雹災・雪災
- 水漏れ
- 洪水・浸水
- 盗難
- 暴力行為(デモ・労働闘争など)
- 建物外部からの落下・衝突
じつはこれらの被害にも火災保険は適応。保証されるんだ(=゚ω゚)ノ
でも、すべてが対象という訳ではなく、保険会社によって違いがあったり、始めの契約時に不要な保証は外すことができる。
例えばマンションの上位階に住んでいれば、洪水・浸水は不要なので外していいと思います。
私はマンション購入時、何も勉強しないで契約したので、部屋が9階だったのに洪水浸水の保証までフルでついた状態で契約させられていました(*_*;
知らないとカモにされてしまうんですね(。-`ω-)
地震保険は別契約
補償範囲の説明を見て、あれ?地震被害の補償がない?と思われたかもしれません。
そうなんです(゚Д゚)ノ
地震は火災保険の対象外で、別に地震保険というものに加入する必要があります。
地震保険とは?

読んで字のごとく、地震で被害を受けた場合の補償。
ただ、地震保険は「地震保険」単体で契約することはできず、必ず火災保険と一緒に契約する必要があります。

東日本大震災以降、セットで契約する家が一気に増えたといわれているよ。
日本は、どこに行っても地震からは逃げられないから、家を持ったら契約しておいた方がいい保険だね。
なぜ地震保険だけ別契約?
なぜ家をまとめて補償する火災保険の中で、地震保険だけが別なのでしょうか?
それは地震保険が必要になった場合の状態が関係している。
火災と違い、地震被害は被害範囲が広く、契約者全員から一気に補償を求められると保険会社もたまらず破綻してしまう。
我ら契約者からしてみても、必要な時にお金が降りないのでは意味がない。
そこで地震保険だけは、保険会社だけでは補償しきれないような損害が発生した場合、政府が代わって保険金を支払う仕組みになっているんです。
だから、火災保険で地震保険だけが別に契約が必要なんだ。

地震保険は「地震保険料控除」ができます!
地震保険の保険料は、年末調整の控除分として利用できます(・ω・)ノ
サラリーマンの方なら年末調整の紙を毎年書いているよね。
そこに年間の支払金額を書いて、必要書類と一緒に提出するだけで所得税や住民税が安くなります(≧▽≦)
サラリーマンではない方でも、年末調整を行うことで同じように控除を受けられますよ。
つまり、国としても「補助してやっから地震保険は入っておけ!」ってこと。
これは素直に契約しておいた方がいいですね。
火災保険の比較サイトで一緒に比較できるから、合わせて検討したいですね(*'ω'*)

万が一、被害にあったらどうする?!

せっかく建てた家が被害を受ける、そんなこと考えたくもないかもしれないけど、万が一の事態に備えて準備しておこう。
保険会社ってやつは、契約するまではすごく優しくいろいろと提案してくれます。
しかし、実際に『保険を使う』段階では、めちゃくちゃ保険代金を出し渋ります(^_^;)
まあ、誰しももらうものは多く、払うものは少なくしたいものですよね。
さすがに洪水や火事になれば、保険会社も保険金を払ってくれるでしょう。
でも、それ以外の破損でも修理代金を請求できるかもしれないんです!!
その破損、原因がわかれば保険で修理できるかも!!
さて、忘れているかもしれないので火災保険の補償範囲をもう一度復習。
- 火災
- 爆破
- 風災・雹災・雪災
- 水漏れ
- 洪水・浸水
- 盗難
- 暴力行為(デモ・労働闘争など)
- 建物外部からの落下・衝突
家の破損の原因がこれらの事項に当てはまることが確認できれば、家の修理代は火災保険で下りるんです(゚Д゚)ノ
お家の修理代ってバカにならない。
せっかく保険に入っているんだからこんな時こそ役立ってもらういましょう。
必要なのは原因の特定
火災保険の申請で困難なのが、原因の特定。
その破損個所が屋根だったりしたら、登って調査しなくてはいけない。
しかも経年劣化か被災なのかを見分け、わかりやすい写真で保険会社を説得しなくてはいけない。
しかも被害か所の修理の見積もりを作成して・・・などなど(;゚Д゚)
もうこうなると、個人で申請するのは不可能に近い。
仮に申請が通っても本来支払われるべき金額が減額されてしまうこともあります。
被害調査はプロにお任せ!

被災を受けたら調査はプロに任せましょう(=゚ω゚)ノ
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手数料は成果報酬制なので、持ち出しは一切なし。これはありがたい(≧▽≦)
年間1000件以上の依頼をこなしている信頼のおける業者さんだから、素人ではわからない被害もきちんと発見してくれます。
調査によって支払われた保険料は平均100万円以上とは驚き。
火災保険の契約とともに、保険の申請サポートがあることも覚えておこう。
まとめ
不動産の購入はほとんどの人が初めて。
素人が大金を抱えてキョロキョロしているんだから、それは不動産業者や保険業者は美味しそうなカモに見えることでしょう。
家を買うのは一生に一度あるかないか(私は2回買ったけど(^_^;))
こちらも、騙されないようにしっかり勉強してから商談に臨みましょうね。