あなたは『カバディ』というスポーツを知っているだろうか?
まったくマイナーで、多くの人は「よく知らない」と答えることだろう。
でも中には、「カバディカバディ叫びながら行う変なスポーツ(笑)」
ということくらい知っている方もいるかもしれない。
その『変なスポーツ』を題材としたアニメが今季から放送が開始された。
その名も『灼熱カバディ』
最初見たときは、出オチ系のネタアニメ化と思っていましたが、なんのなんの!
物語としても普通に面白い。
それどころかカバディの魅力が、余すことなく表現されていて、全くの予備知識なしで見ても、どんどんカバディに詳しくなって、引き込まれて好きになっていく。
今回は今期一押し、スポーツアニメ『灼熱カバディ』をレビューするゾ。
カバディと言うスポーツを知っているか?
「カバディ」はインド発のチームスポーツ
1990年、アジア競技大会の正式種目として登録された。
その様子がテレビなどで紹介され、「カバディカバディ」言いながら走り回る、その何とも言えない不思議な光景ばかりがフューチャーされることで話題になったことがあった。
一般で把握しているルールは、「どこかの国で行われている、動く時はカバディ言わなきゃいけないスポーツ」くらいの理解度。
かく言う私も、知識レベルは同じくらい。「辺境の地で行われている変なスポーツ」程度の認識でしかなかった。
だから、今回の新番組の番組名を見たときは「ギャグアニメかな?」と思ったくらいだ。
しかし、第一話を見終えた感想は
これは面白いスポーツだ!
に変わった。
私たちは、カバディというスポーツを見誤っていたのだ!
カバディは変な掛け声で動き回る奇妙なスポーツなんかじゃない。
自分の肉体だけを武器に、たった一人で多数の敵の陣地に入りこみ、得点をもぎ取って自分の陣地まで生還しなくてはいけない。
筋力・脚力・瞬発力・判断力、そして戦略性も必要とされるスポーツ競技だったのだ!
日本での認知度は低いが、インドの国技であり、南アジアではかなりメジャーなスポーツ。
競技人口は世界で1000万人以上という人気スポーツなんだ。
ただ、日本では競技人口5000人程度とのことだから、マイナー感は否めない(。-`ω-)
でも、このアニメから興味を持って始めれば、トップクラスの選手になるのも夢でないかもしれないゾ!
カバディとは、究極の鬼ごっこ
ここで簡単にカバディのルールを紹介しておこう。
詳しい説明はアニメを見てもらえばわかりやすく解説してくれるから、ここでは基本の部分だけをサラッと紹介しておく。
わかりやすく言えば、子どものころに行った”鬼ごっこ”と同じ。
鬼は逃げ惑う相手にタッチすれば勝ち。
一人タッチすれば1点、二人なら2点だ。
この攻撃に向かう選手を「レイダー」と呼ぶ。
ただカバディが鬼ごっこと違うのは、タッチしただけではダメということ。
タッチした後は自分の陣地まで戻らなくてはいけない。
戻る前につかまったり、倒されてしまった場合は相手チームに得点が入ってしまう。
さらに、鬼、つまり攻撃側にはもう一つ制限がかけられている。
それが、相手の陣地にいる間は息継ぎなしでずっと「カバディ」と言い続けなくてはいけないというルールだ。
これは『キャント』と呼ばれ、その言葉そのものにあまり意味はないらしい。
日本で言えば「ワッショイ」みたいなものなのだとか、お祭りの掛け声みたいなものなんだね。
ただ、動き回りながら、声を発し続けるのは大変だ。
攻撃するには瞬発力だけではなく肺活量も必要になってくる。
対する守備側は『アンティ』と呼ばれる。
守備側はタッチされないように間合いをとりつつ、隙を見つけたら攻撃手を押さえつけて動けなくするか、コートの外に追い出すことで得点を得る。
これを交互に繰り返して得点を競う。簡単に言えばそんなルールだ。
アニメ『灼熱カバディ』あらすじ
主人公『宵越 竜哉』はサッカーで倒されたことがない『不倒の宵越』と呼ばれる有名選手だった。
しかし、スポーツは嫌いだと高校ではサッカー部に入ることを拒否し、ネットの生配信に熱中していた。
まあ、いろいろツッコミどころはあるけど、過去のサッカー部では何かトラウマになるようなことがあったようで、これから物語が進むことで、徐々に過去の話も明らかになっていきそうだ。
そんな宵越のもとに、同じ一年生のカバディ部員『畦道 相馬』が誘いに来る。
半分脅されるような形で体験入部を行う宵越だったが、そのまま副部長『井浦 慶』の策略で入部することになる。
不本意な入部ながら、本来のまじめさゆえか本気でカバディに打ち込む中、次第にその面白さにひかれていく・・・という話。
カバディなんかでどんな話になるんだよ、と思っていたけど、主人公の認識が視聴者と同じくらいだから宵越がカバディを学ぶのと同じように、視聴者もカバディのルールと面白さを学びながら楽しめる。
まだ3話までしか放映されていないけど、これからが楽しみな作品だ。
今のところヒロインらしい女の子は登場せず、登場人物は全員それなりにイケメンの男たちばかり。
これは、その道の女性たちにも、かなり人気が出そうな作品だ。
『灼熱カバディ』原作はウェブマンガ
原作は小学館がリリースしているマンガアプリ『マンガワン』で連載中のウェブマンガ。
現在も連載は続いていて、漫画単行本も17巻まで刊行されている。
スマホならアプリ登録することで1日2回、4話ずつ無料で読むことができるゾ。
現在までで100話以上話が進んでいるから、アニメを見て気になったら原作も読んでみよう。
灼熱カバディはどこで見られる?
さて、すこしカバディに興味がわいてきたんじゃないかな?
テレビ放映では、テレビ東京で毎週金曜日深夜1時23分から放送されている。
ただ、仙台のように地域によっては放送されていない地域も多い(ノД`)・゜・。
そんな時はネット配信が便利だ。
利用者が多いであろう『Amazon prime video』でも1週遅れにはなるが配信されている。
Amazon primeは月額500円で利用が可能だ。
灼熱カバディの原作も読みたい!
原作は、スマホアプリ『マンガワン』をインストールすることで、1日2回4話ずつ無料で読むことが可能だ。
ただし、無料で読めるのは最初の1回限り。あとは課金を行うことで読み返しや、先読みをすることができる。
『マンガはやっぱり紙で一気に読みたい!』と言う人にはコミックレンタルがおすすめ。
1冊95円で15日間のレンタルが可能だ。
もちろんコミックスでの購入も可能だ。
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しかも、無料期間中に解約しても、ポイントで購入した電子書籍はそのあとも読むことができるんだ。
みんなで見よう『灼熱カバディ』
現在のところまだ3話しか放送されていないから、話に追いつくのは簡単だ。
カバディに興味がある人はもちろん、全く興味がなくても楽しめる作品に仕上げられている。
アニメを見終えるころにはカバディに相当詳しくなっているはず。未来の日本代表になれるかもしれないゾ。興味があったら始めてみよう!
とは言っても、どうやって始めていいかわからないと思う。そんな時は、日本カバディ協会を訪ねてみよう。選手の募集も行っているぞ。