今年はほぼ毎月映画館に通っている私(≧▽≦)
エヴァンゲリオンの完結をはじめ、今年は気になる映画が多すぎる!
その中でも、今年一番の大注目だったのが、この「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」
人気のガンダム最新作。しかも久々の富野由悠季原作の映画化。
どのガンダムシリーズも、それぞれに楽しいけど、やっぱりファーストガンダム世代としては宇宙世紀の正史の物語っていうだけでテンション爆上がりなわけですよ(≧▽≦)
しかも今回は、ただの映画じゃない!
アトラクション型映画4DXを映画館で体験してきたので、そのレポートです(=゚ω゚)ノ
話題の4DXだけど、東北では宮城県でしかその設備がない。意外なことに対応する劇場は仙台市には無くて、すべて周辺の地域のシネコンに行かなくてはならない。
いま4DXで閃光のハサウェイが鑑賞できる映画館と、4DX観賞の際の注意をまとめてみたぞ。
30年前の最新作「閃光のハサウェイ」
閃光のハサウェイとは、1989年から1990年に角川スニーカー文庫から発行された、ガンダムの原作者、富野由悠季によって書かれた物語。
機動戦士ガンダムからつづく、宇宙世紀の正史につながる物語。
劇中の時間としては、シャアの反乱(劇場版では逆襲のシャア)から12年後のU.S105年が舞台となる。
劇場版逆襲のシャアが公開された後に刊行されたこの話は、当時から次の映画化が期待されていたが、実際には機動戦士ガンダムF91の映画を最後に、その後の宇宙世紀の物語が映画化されることは当分なくなってしまった。
当時ぼくは中学生。30年以上待ち続けた期待の映画化なんだ!
≡(クスイー)ガンダムとペーネロペーのデザインは秀逸だよね!
あらすじ
宇宙移民が始まって1世紀が過ぎても、人間の生活はそうは変わらなかった。
地球には特権階級の人間が住み、違法に地球に滞在する人間を強制的に宇宙におくるマンハンターが、地球に住む人々を怯えさせていた。
シャアの反乱で、主戦艦ラーカイラムの艦長を務めたブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアがこの話の主人公。
シャアの思想に感化されたハサウェイは、すべての人類は宇宙に上がるべきだという思想をこじらせ、使命に燃え、テロ活動を行う反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン(マフティー)」の指導者としての活動を秘密裏に行っていた。
あるミッションのため、豪華客船ハウンゼンで地球に降下するハサウェイは、運命の女性ギギ・アンダルシアと、マフティ討伐のため新に赴任したケネス・スレッグと出会う。
物語はこの3人を中心に回り始める……
中学時代「閃光」という字がかっこよくて、いろいろな場面で使っていた黒歴史を思い出したヨ。
劇場版『閃光のハサウェイ』とは?
30年もの時間を経てついに劇場版化。
しかも、構成は原作小説と同じ3部作というから、これもまた楽しみだ。原作を踏襲しデザインは現代風リアルなタッチで描かれている。
小説が刊行された当時は、逆襲のシャアの次の映画では?と噂されたりもしたが、その後は映像化されることもなく、時たまスーパーロボット大戦に登場するくらいのマイナーな話とされてしまっていた。
しかし、30年以上が経過した令和のこの時代に劇場版作成が決定。世のアラフォー・アラフィフ(心は)少年(体は中年)たちは歓喜しました。
いやー生きててよかった。ハサウェイはガンダムの中ではかなり好きな話であるうえに、
当時、小説版を読んで小悪魔的にハサウェイとケネスの間を行ったり来たりするギギの姿を見て、「女って怖え~」と、おこちゃま中学生に大人の女性の怖さと魅力を教えてもらった思い出ある話なんですよね。
体感する映画『4DX』とは?
30年も待ったんだし、どうせなら最新技術で楽しもう!
ということで、今回は4DXで観賞することにしました。
4DXとは、映画のシーンに合わせてイスが動き、風が吹き、水しぶきが上がる。さらには香りまでも漂ってくると、目だけではなく体全体で物語を楽しむことができる映画のこと。
どこでも見れるという訳ではなく、特別な装置を設置した劇場でなければ見ることはできない。
昨年の40周年記念企画で開催された『逆襲のシャア4DX』は宮城での開催がなかったのだから、公開してくれるだけでもありがたい。
2021年現在、宮城県内で4DXの設備を持つのは以下の3館だけ。(ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原は今のところ閃光のハサウェイの公開予定はない)
参考リンク→:話題の”LIONKING”を4DXで見てきた!
イオンシネマ名取
所在地 | 名取市杜せきのした5-3-1 イオンモール名取3F |
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アクセス・最寄駅 | 仙台空港アクセス鉄道 杜せきのした駅 |
駐車場 | あり 3900台(無料) |
109シネマズ富谷
所在地 | 宮城県富谷市大清水1-33-1 イオンモール富谷別棟 |
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アクセス・最寄駅 | なし |
駐車場 | あり 2500台(無料) |
ユナイテッド・シネマ フォルテ宮城大河原
所在地 | 宮城県柴田郡大河原町字小島2-1 シーズンズウォーク フォルテ たのし館 内 |
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アクセス・最寄駅 | JR東北本線大河原駅、または船岡駅より車で約10分 |
駐車場 | あり 2500台(無料) |
エヴァンゲリオンを見に行った、宮城で最も新しいシネコン、イオン新利府店のイオンシネマ新利府には残念ながら4DX設備は導入されなかった。
ムービックスやTOHOシネマなど、仙台にもシネコンは結構あるけど、4DXは導入されていない。
そういえば、4DX施設を持つこの3館とも、仙台じゃないんだね。
4DXの料金は?
これだけの設備を準備して、映像に合わせて稼働しなくてはいけないので、もちろん通常よりも高くなります。
たいていは、通常観賞料金+1000円というところが多い。
レイトショーや各種割引を組み合わせれば、そこそこのお値段で観賞することも可能だったんだけど、今回の『閃光のハサウェイ』は特別興行ということで、各種割引が一切適応できない。
今回は109シネマズ富谷で見たけど、観賞料金は2,900円でした。
閃光のハサウェイ、観賞料金は特別興行
『特別興行』という言葉を初めて聞いたんだけど、どうやら普通の映画のような一律価格ではなく、独自の価格設定された映画のことをさすようだ。
『閃光のハサウェイ』は観賞料金が1900円に設定されているから、レイトショーだろうとメンズデイだろうと、いつでも1900円。
4DXは追加料金が+1000円かかって2900円という訳だ。
イオンの株主優待が利用できれるならイオンシネマ名取を利用するところなんだけど、料金は同じようだったので、今まで使ったことのない109シネマズを利用することにしたゾ。
閃光のハサウェイ4DXをみての感想
物語の内容はネタバレを含むので、詳しくは書かないが、はっきり言って期待以上だった。
おそらく、作品の性質上若い新規のファンというより、ぼくのような『待ちに待った往年のファン』を狙っているためか、かなり原作に忠実に作られている。
今回の第一部では、主に人間関係とその背景描写が中心のため、モビルスーツ戦は少ない。
戦闘となるのが夜の場面がおおく、はっきりとした姿を確認しながらの話の展開が少ないのはちょっと残念。
ただ、今回4DXでは、クスイーガンダムとペーネロペーのミノフスキークラフトでの空中戦を、まさに体で体感できたのはかなり新しい体験。
コクピットのGを体感させるため結構激しい動きがあるので、ドリンクや食べ物の持ち込みは注意した方がいい。戦闘が始まったらすぐにホルダーに戻さないとけっこう危ない。
個人的には、飲み物は何も持ち込まずに楽しんだ方がいいんじゃないかなとは感じたぞ。
結構激しい動きをするから、乗り物酔いしやすい人は要注意だ。
メガネっ子は水しぶきに注意
4DXはイスの動きだけではなく、光や風、においに水しぶきも演出される。
この水しぶき、けっこう来ます。
びしょぬれになるほどではないんだけど、メガネにかかると視聴に影響が出るくらいは水が出る。
コンタクトを使用できる場合はメガネよりストレスないかもしれない。
または、手元のボタンで水しぶきをストップするともできるから、メガネっ子は初めから止めて観賞するのもいいかもしれない。
においは結構きつい?
4DXは動き・水しぶきに加え、香りも表現される。
ただこの匂い、場面にぴったり合っているかと言われると微妙・・・
香りのバリエーションもそれほどないのか、ほとんど同じような香り。しかもこれが結構きつい。
感じ方は人それぞれだと思うけど、なんだか甘ったるい香水のような香りで、動きよりもむしろこっちで気分が悪くなりそう(=_=)
しかも、劇場を出た後もなんだかにおいが残っているような感じがするんですよね。
どうせなら、戦闘中の硝煙や焦げるにおいなんかを再現してもらう方が感情移入できるんだけど、本当の火事の時危険だからできないのかな?
閃光のハサウェイ、観賞特典
劇場で『閃光のハサウェイ』を観賞すると、週替わりで来場者プレゼントがもらえます。
前回みにいった『シドニアの騎士』では1週目、オリジナルマスク。2~3週目、オリジナルフィギュアとなかなか豪華だった。
参考リンク→:チネラヴィータ仙台で、劇場版「シドニアの騎士・あいつむぐほし」を見てきた感想レビュー
今回の閃光のハサウェイの鑑賞プレゼントは、「週替わり歴代ガンダム劇場フィルム」
週替わりで、過去の劇場版ガンダムの名場面をフィルム化してランダムに配布されます。
大きな封筒で渡されて、中には特典のフィルムと、7月公開の『Gのレコンギスタ』劇場版第3部を前に、前回までを復習できる第1部・第2部の無料鑑賞シリアルコードが入っているぞ。
4D&Dolby Cinema™限定で追加入場者特典アリ!
一般入場特典に加え、4DとDolby Cinema™の鑑賞者には、限定で追加入場者特典がある。
それが、Dolby Cinema™の鑑賞者には、キャラクターデザイン pablo uchidaさん特別イラストカード。
4DXの鑑賞者にはキャラクターデザイン・総作画監督 恩田尚之さん特別イラストカード。
観賞したものによって特典を変えてくるとか・・・オタクのコレクター心を刺激しやがって!
劇場でしか買えない!特別版Blu-rayも販売
最近は劇場限定のプラモデルの販売などは普通になってきたけど、その場でBlu-rayも販売しちゃうってスゴイ。
しかも内容が豪華!
本作の劇場限定版Blu-rayに加えて、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』上巻。
さらに『逆襲のシャア』でハサウェイ・ノアを演じた佐々木望 録り下ろし朗読CD(小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』上巻/6枚組/総尺407分)が付属!
特別価格12,000円!
特典内容を考えれば高くもないかな。
でも、これ買っちゃったら、あと2回同じようなプレミアムパッケージ欲しくなるよね。
ホント、純真な中年心をもてあそばれてる感じがします(^_^;)
劇場限定『クリアカラーペーネロペー』はすでに完売。さすが大きいお友達はお金持ちだよね。
まとめ
総合的にみても4DXで見る価値アリ!
やっぱり、ミノフスキークラフト搭載ガンダム同士の空中戦の臨場感はたまらない。
最近は映像化も早いから、家のオキュラスクエストを使って疑似映画館体験はできるから、どうせ見るなら劇場でしか体験をしたいよね!
参考リンク→:Oculus Quest 2(オキュラスクエスト2)購入で何ができる?簡単解説。スマホVRとは別物です!
迷っている方には、ぜひ4DXでの鑑賞をお勧めするゾ。
ただ、4DXの場合、名取・富谷ともに上映時間が1日に2回しかない。(通常版は普通にやってます)
時間をよく確認していきましょうね。
通常版も特別興行ということで、レイトショーや各種割引は使えません。ここも要チェックですよ。
気が早いけど、閃光のハサウェイ3部作完結の暁には、ほとんどなかったことにされている『ガイアギア』の劇場版化もよろしくお願いします!