あなたは覚えているだろうか?
家庭用テレビに3Dがあったのを・・・
2010年代、テレビに衝撃が走った!
ついにテレビで立体映像が見れるようになる。あのバックトゥザフューチャー2の世界がついに現実になる。
出始めの3D対応テレビは非常に高かった。
しかも、なんだか専用の眼鏡が必要だという。

テレビを買うと1個はついてくるが、家族で見るためには別売りの眼鏡を買い足さなくてはいけない。
が、それが1個1万円もする(;゚Д゚)
その後、偏光フィルター方式の安い3Dメガネも発売されるが、値段以前にわざわざメガネをかけてテレビを見るのが面倒くさい。
私のようにメガネ生活がデフォルトの場合、メガネonメガネになってしまう。
まあまて、こういった新しい技術は時代が進むにつれ便利で、さらに安くなっていくものだ。
10年もすれば、一般化してもっと安くなるはず………
私は待った。
時は流れ、2020年。

あれ?3Dテレビどこ行った??
消えた3Dテレビ

最近のテレビは4Kを売りにしている製品は多いが、3Dについては何もない。
数字が1個増えているけど、別に3Dの進化系が4Kではない。
3Dは立体映像。4Kは単に画像がきめ細かく、美しいというだけだ。
日本に限らず、テレビの3D対応機種は2017年時点でほぼ絶滅。
原因は先ほども書いた専用グラスの手間と、4Kと3D技術の併用コスト高によるメーカーの撤退。さらには、対応番組の少なさからくるニーズの無さなども影響したことだろう。
一方、映画館では3D映画は今でも人気だ。
対応したスクリーンを持つ映画館では、何本もの対応作品が公開されている。
家庭向けでは、そういった作品が一部3Dブルーレイディスクとして販売されるにとどまっている。
しかし、現実は3Dを再生する機器が出回っていないため、視聴できるのは一部の3Dテレビ保持者に限られてしまう。

3Dテレビは絶滅してしまったが、現行販売している商品では、プロジェクターの上位機種に、3D表示に対応している商品があるぞ。
プロジェクターの3D映像
多くのプロジェクターの3D映像には、フレームシーケンシャル方式(アクティブシャッター方式)が利用されている。
簡単に言えば、すごいスピードで、右目用の映像と左目用の画像を交互に映し出す方法だ。
これをタイミングよく見るために、プロジェクターと同期した専用グラスが右目左目を交互にシャッターを下ろす必要がある。
専用グラスはこのシャッターを下ろす作業を高速で動画の再生に合わせてタイミングよく行う機構が備わっている。
そのため、光を調整するだけの偏光レンズに比べて、値段が高いんだ。
眼鏡を使わないでも、右目用の画像の時は左目を閉じて、左目用の時は右目を閉じる。
これを高速で行うことで脳の中では、『立体の映像』として処理される。
すごい勢いで左右瞬きを繰り返せるならば、理論的にはメガネなしで立体映像を観賞することも可能だ。
一秒間に60枚の画像が交互に表示されているそうだから、練習すれば・・・・いや、無理だね(^_^;)
安い眼鏡でも見れる3D偏光方式とは?
ちなみに、安い3Dメガネは、映画館などでも利用される偏光フィルターで作られた眼鏡。
こちらは二つの異なる映像を別の波長の光で一つのスクリーンに映し出す。
鑑賞者は、偏光フィルターで右用・左用に選別された光を映像として受け取り、脳が左右の画像を脳の中で合成し、立体として認識する。
家庭でこの方式をとるには、2台のプロジェクターから映像を映し出さくてはいけないので、家庭向けではあまり利用されていない。
3D映像を見るのに必要なもの
現在、家庭で3D対応の映画を見ようと思ったら、必要なものが多い。
- 3D対応のBlu-rayディスクソフト
- 3D再生対応のBlu-rayプレーヤー
- 3D映像再生対応のプロジェクター
- 3D視聴用グラス
まあ、そこそこ最近のBlu-rayレコーダーなら3D再生には対応しているものが多いが、問題は映像出力先。
先に書いたように、3D対応テレビの販売は終了している。現在では3D対応プロジェクターを用意するしかない。
一般家庭でプロジェクターを用意するとなると、これは結構大変。
もはや3Dは過去の流行。忘れ去られてしまうのか?
3D映像ならVRで見よう
最新技術の3Dは、ソニーが裸眼でも3Dが見られるディスプレーを開発しているが、家庭用という商品ではない。
参考リンク→:SONYの空間再現ディスプレイ『ELF-SR1』プレスリリース
ご家庭で手軽に3Dを楽しむことは出きないのか?!
いや、そんなことはない。
3D技術はいまバーチャルリアリティー、VRの世界で楽しむことが可能になっている。
VRヘッドセットを購入すれば、夢の3Dの世界に行けるぞ。
VRヘッドセットとは?

VRヘッドセットとは、頭からすっぽりとかぶり、個人の左右の目に直接映像を映し出す装置のこと。
左右の目にそれぞれ別の画像を表示することで、立体的な映像を映し出すことが可能になっている。
さらに、頭の動きに合わせて映像が動くことで、本当にその映像の中に入り込んだような体験ができる。
とはいえ、まだまだ出始めたばかりの技術。
ヘッドセットは重く、位置を三次元上で把握するため外部にカメラをつけて現在どの位置にあるのかをコンピューターで把握しなくてはいけない。
画像処理も相当なマシンパワーを必要とするため、高性能なパソコンに有線でつないでいなければ情報処理が行言えないのが現状だ。

値段も高い。ヘッドセットだけで10万円以上は当たり前。
比較的手ごろなPSVRでも、PS本体から一式そろえれば、やっぱり10万円(*_*;
新しもの好きの、まさパパもさすがに手は出せないでいた。
やっと手が届く!オキュラスクエスト2
しかし、ついに一般庶民でも手が届く、4万円以下のVRヘッドセットが発売された。
しかも、パソコンに接続する必要がない。本体だけで完結するオールインワン。
位置の把握も、外部ではなく本体に搭載されたカメラで周囲の情報を受け取ることで、視聴者の動きを感知することができる。
それが、Facebookの販売するOculus Quest 2(オキュラス クエスト2)

ゲームの中に入りたいという、こどものころからの夢がまた一つ叶うんですねぇ、胸熱!
Oculus Quest 2でなにができるの?
オキュラス・クエスト2はVR用のオールインワン型ゲーミングシステム
と位置づけされています。
まあ、簡単に言えば『ゲーム機』ではあるんだけど、その楽しみはゲームにとどまらない。
まるで自分がその世界に入り込んだかのような、没入感を体験できるゲームはもちろん、家にいながらリアルな会場にいるようなライブに参加することができる。
また、販売元は、あのFacebook。
となれば、もちろんコミュニケーションツールとしてもオキュラスは期待されている。
くしくも、世界はコロナによって人と人の接触が規制されている真っただ中。
VRなら自分のアバターを使って、電脳世界で遠くの人々と交流することが可能となるぞ。
大画面で映像を楽しめる
VRは目の前に大型スクリーンを映し出して鑑賞できるという点も大きな利点。
ネットフリックスやU-NEXTなど、動画配信サービスもVRデバイス向けにサービスを提供しているぞ。

ベットでごろ寝しながら、映画館のような大画面で映画が見れるとか、人としてダメになりそうで怖い。
ただ、まだどこの配信プラットフォームも3D映画には対応していない。(2021年2月現在)
最近やっとBigscreenというアプリ上で、3D映画の上映が始まったばかり。

今後5Gの普及、VRデバイスの一般化など、利用者が増えてくれば3D映画はVRで見るのが当たり前な日がやってきそうな予感がするよ。
まさパパはOculus Quest 2を買ったのか?
ここまで熱く語っておいてなんですが、実は、まだ持ってません。
ちょっと予算の都合がつかないのと、今仕事が忙しくて購入しても堪能する時間が取れないため、がまんしてるんです。
でも、必ず近いうちに購入するぞ。
その時はレビュー記事をあげると思うから。しばらく待っていてくれ。
ゲームは無理でも、VR大画面で動画観賞はできる
実は「VRを大画面」だけであれば、スマホがあれば簡単に見ることができる。
必要なものは、2~3千円程度で販売されている『VRゴーグル』だけ。
このゴーグルは、スマホをセットしてVR動画を観賞するための道具だ。
代表的なものとしては、YouTubeがある。
動画の左上にある「:」(本当は3つの点)をタッチすると、設定画面の下の方に『VRで再生』という項目がある。
これをタッチすると、なんと画面が二つに分かれて表示される。
この状態でVRゴーグルにセットして再生すれば、おてがるにVR画像が楽しめるってわけ。
通常の動画は前方の大画面に表示されるだけだが、VR対応の360度動画なら、まさに自分がその世界に入り込んだような動画を見ることができるぞ。
以前、amazon HABのことを紹介した記事を書いた時、届いた荷物がコレ。
参考リンク→:Amazonがさらに便利に!仙台でAmazon Hub使ってみた
比較的評価の高いVRゴーグル。
目の幅調整と、左右独立のレンズのピント調整機能があり、さらにBluetoothで接続できるコントローラーがセットになっている。
その割に安かったから購入したんだけど。
このコントローラー思っていた以上に使い勝手が悪い。
リモコンセットでこの値段はかなり安いので、まあ仕方ないけど(^_^;)
リモコンのおかげで、ゴーグルをつけた状態でも、ある程度の操作は可能。だけど、動画の選択や最初の再生は、結局ゴーグルを外して行わなくてはいけない。
「@」スイッチとA/B/Yそれぞれのボタンを一緒に長押しすることで、マウスモード・マルチメディアモードなどが変更出来て、操作できる部分も多少はあるんだけど、これはコントローラーが、というよりも、アプリそのものがVR状態での操作を想定していない場合が多く、コントローラーでは操作できないこともしばしば。

アプリによっては視点の位置で操作が可能なものもあるぞ。
コントローラーはなくてもよかったかな、とも思うよ。
今回購入したゴーグルはそこそこ値段のする方だけど、もっと安いものだと、段ボールで作る簡易なものや、ダイソーでも500円くらいで販売もされている。
ひとまず体験したいだけなら、それで充分だぞ。
スマホのVRはまだまだコンテンツ不足
手軽にVRが楽しめる『VRゴーグル』だが、正直なところ見るものはYouTubeくらいしかない。
スマホを利用したVRアプリコンテンツはいくつか存在するが、ほとんどが海外中心。
日本のVR動画配信の中では、VR SQUAREが最もコンテンツ提供は多いが、1~2日で見つくしてしまうレベル。
他のアプリも以下に紹介しておくが、あまり期待しない方がいい。
今後の広がりに期待だね。
有料でよければDMMで、多くのVR動画が配信されている。しかし、どれもあまり評価が高いものがないのがちょっと残念。
スマホVRアプリ
無料でも楽しめるVRコンテンツアプリをいくつか紹介するゾ。
VR体験としては、手ごろにチャレンジできるので、気になるアプリは試してみよう。
360Channel

「360Channel(サンロクマルチャンネル)」こちらはたくさんのVR動画を配信しているアプリ。
どれも高品質で、まずは入れておきたいVRアプリの一つ。一部有料だが、無料コンテンツも多いのでまずは試してみるのがおすすめ。
VR SQUARE

VR SQUAREは、スポーツや音楽、舞台などのさまざまなVR体験が可能なサービス。
アイドルのライブ映像やプロ野球公式戦など、ここでしか見られないコンテンツが多く面白い!
youtube

言わずと知れた動画配信プラットホームの王様。
すべての動画が、VR対応。360度動画はさらに没入感満載。スマホで楽しむならまずはこれだけでも十分楽しめまるぞ。

VRはまだまだ発展途上。今後も新しいゲームやコンテンツが生まれるのが期待されるぞ。
VRからARへ、新技術の進化
これから、VRはどんどん生活に入ってくると言われている。
しかし、本当の未来の先にあるのはAR(拡張現実)
グラスを通して、現実のものを見ているその上に、コンピューター処理された情報が表示される。
バーチャルな世界が、現実と一体化する世界。それこそが本当の未来。
誰もが、今のスマホのように拡張デバイスを身に着け、視界に入るものの情報をコンピューターが瞬時に計算表示するようになる。
ドラゴンボールのスカウターみたいなものだ。
そうなると、もう誰もスマホを持ち歩くことがなくなるかもしれない。
まずは現代の最先端、VRの世界にたっぷりはまってみよう。
こどものVRデバイス使用にご注意!
子どもはVRを使用することで、視力や脳の発育に影響が出る不安が指摘されています。
オキュラスクエスト2では発売元のFacebookは対象年齢を13歳以上としている。
もし子供がVRで遊びたいのであれば、ニンテンドースイッチの、段ボールで作るVRゴーグル『ニンテンドーラボ VR kit』がおすすめだ。
ゴーグルにスイッチをセットしていろいろな遊びが楽しめる。こちらは7歳以上が対象年齢だ。
まとめ
VRが楽しみたい!オキュラスクエストが欲しい。
そう思って、いろいろ調べてみたので紹介させていただきました。
最近見ないと思ったら、3Dテレビが絶滅していたのは衝撃でした。はじめから微妙だとは思っていたけど、こんなに早くなくなってしまうとは(^_^;)
かなり早い時期からスマホVRは利用していて、今回購入した「VRゴーグル」も3台目。
だけど、操作性の悪さと、コンテンツの少なさで、スマホのVRにはそろそろ飽きてきたところでした。
その点、オキュラスクエスト2は、まだまだ発展の可能性がある期待のデバイス。
購入に向けてお小遣いを貯金中。早く遊びたい!
おススメのゲームなどあればコメントくださいね。
プロジェクターなら3D対応はある結構高い。眼鏡必要。基本DLP方式(左右交互に見えるレンズが変わる)
VR 一人ならそれだけで見れる